大谷翔平、ブルージェイズ獲得をカナダ識者が推薦 NBAの成功例挙げ「時には賭けに…」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は今季、MLB史上初となる規定投球回数と規定打席の同時到達の偉業を達成。二刀流で活躍し、今季終了前、エンゼルスと年俸3000万ドル(約43億4000万円)の1年契約を結んだが、カナダの識者は背番号17獲得をブルージェイズに猛プッシュ。「時には賭けに出なければいけない」とトレードでの獲得を熱望した。
ラプターズに栄冠もたらしたスター選手と比較
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は今季、MLB史上初となる規定投球回数と規定打席の同時到達の偉業を達成。二刀流で活躍し、今季終了前、エンゼルスと年俸3000万ドル(約43億4000万円)の1年契約を結んだが、カナダの識者は背番号17獲得をブルージェイズに猛プッシュ。「時には賭けに出なければいけない」とトレードでの獲得を熱望した。
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カナダのトロント地元放送局「シティTV」の番組「ブレックファスト・テレビジョン」でホストを務めるシド・シクセイロ氏は、同番組のYouTubeチャンネルが公開した動画内で、ブルージェイズが大谷を獲得するべきだと熱弁。「2018年7月18日、良いチームだったラプターズが偉大なチームになろうを決断した日だった。賭けに出て、カワイ・レナードをスパーズから獲得した」と同じ街のNBAチーム・ラプターズの例を引き合いに出した。
当時、2季連続プレーオフに進出していたラプターズは、チームのエースだったデマー・デローザンに加え、ヤコブ・パートルとドラフト1巡指名権と交換で、スパーズのエースで、フリーエージェント(FA)になるまで1シーズンを残していたレナードとダニー・グリーンを獲得。大型トレードを成立させたラプターズは、同シーズン球団史上初のファイナル優勝を達成。翌シーズンにレナードはFAでクリッパーズに移籍していた。
シクセイロ氏は「トロントは最終的にタイトルを手にし、カワイは去った。彼が去るのを見るのは辛かったが、その価値はあった」と大型トレードを回顧。当時の状況を現在のブルージェイズに重ね「ブルージェイズは現在良いチームだが偉大ではない。カワイのようなスーパースターがトレード市場に出回っていれば……ちょっとまて、いたぞ。元MVPのショウヘイ・オオタニだ」と大谷獲得にチャレンジするべきだと語った。
「彼はMLB最高の投手の一人であり、MLB最高の打者の一人でもある。そう、二刀流だ。彼はFAになるまで1シーズンを残しており、アナハイムで負け続けることに良い気分ではない。オオタニ獲得への“値段”は高い。しかし1シーズンだけだ。時には賭けに出なければいけない。何が起きるか分からないんだから」
来季終了後にFAになる大谷。レナードがラプターズでプレーしたように、たとえ1シーズンのみだとしても、今オフに二刀流獲得に乗り出す価値はあると語ったシクセイロ氏。ブルージェイズは今季、2季ぶりにプレーオフに進出するもワイルドカードシリーズでマリナーズの前に敗退。シクセイロ氏はブルージェイズの悲願のワールドシリーズ制覇には、大谷の獲得が必要だと信じているようだ。
(THE ANSWER編集部)