英ケンプトンパーク競馬場で生まれたまさかのレース

　欧州競馬で展開された衝撃レースの反響が拡大している。26日（日本時間27日）に英ケンプトンパーク競馬場で行われた一般レースで、騎手がゴールを間違えて全力で追ってしまった結果、残りの周回で大失速。1着馬から115馬身も話されてゴールした結果に、競馬ファンの間でも「信じられない」「何でこんなことが起こるんだ」と衝撃が走っている。

　問題のレースは26日夜にケンプトンパーク競馬場で行われた「2マイル・ハンデキャップ」（AW3200メートル、10頭立て）。このレースでニール・カラン騎手が騎乗したバレエブランはスタートしてから600メートルほど走ったところで先頭に立ち、そこからカラン騎手は全力で追い始めた。

　騎手のアクションに応えたバレエブランは後続に5馬身ほどの差をつけてゴール板を通過。しかし、レースはそこからあと1周残されていた。カラン騎手は追うのをやめていたが、時すでに遅し。力を使い果たしたバレエブランは後続の9頭に次々と抜かれていった。

　英競馬番組「レーシングTV」公式ツイッターは「劇的展開！　今夜のケンプトンでの2マイル・ハンディキャップで、バレエブランに乗ったニール・カランはレースを早く終えすぎた」との文面で動画を公開。競馬ファンからは「マジかよ」「何てこった」「あらら……」「信じられない」「何でこんなことが起きるんだ？」「衝撃的だ」といった反響が寄せられている。

　レーシングTVによると、バレエブランは9着馬から何と86馬身も離された最下位10着でゴール。1位入線した1番人気ブレイズオンファイブには実に115馬身差をつけられたという。