英競馬で起こったゴール間違い 全力追い→大失速最下位に欧州紙断罪「恥ずかしい大失態」
欧州競馬で衝撃的なレースが展開された。26日(日本時間27日)に英ケンプトンパーク競馬場で行われたレースで、騎手が距離を誤認して全力で手綱をしごいてしまい、残りの周回で大失速。欧州メディアは「恥ずかしい大失態」と報じている。
英ケンプトンパーク競馬場で起きた衝撃の騎乗
欧州競馬で衝撃的なレースが展開された。26日(日本時間27日)に英ケンプトンパーク競馬場で行われたレースで、騎手が距離を誤認して全力で手綱をしごいてしまい、残りの周回で大失速。欧州メディアは「恥ずかしい大失態」と報じている。
問題のレースは26日夜にケンプトンパーク競馬場で行われた「2マイル・ハンデキャップ」(AW3200メートル、10頭立て)。このレースでニール・カラン騎手が騎乗したバレエブランはスタートしてから600メートルほど走ったところで先頭に立ち、そこからカラン騎手は全力で追い始めた。
騎手のアクションに応えたバレエブランは後続に5馬身ほどの差をつけてゴール……と思いきや、レースはまだ続いていた。実際はそこからあと1周残されており、カラン騎手は追うのをやめていたが、時すでに遅し。後続に次々と抜かれていった。
英競馬番組「レーシングTV」公式ツイッターは「劇的展開! 今夜のケンプトンでの2マイル・ハンディキャップで、バレエブランに乗ったニール・カランはレースを早く終えすぎた」との文面で動画を公開。このレースについてはアイルランド紙「アイリッシュ・ミラー」も「騎手が1周早くレースを終える『恥ずかしい』大失態に手を挙げる」との見出しで報じている。
記事内では「バレエブランの騎手のニール・カランはケンプトンでのオールウェザーレースで距離を見間違えた」とした上で「水曜日の夜の2マイルのレースで3ハロン走ったところでリード。カランは2ハロンのポールの箇所でドライブポジションについた」と序盤の展開を記した。さらに「彼はライバルを遠ざけ勝利が近づいた」「カランは余裕をもって勝利したと信じると馬を失速させた。その直後、彼は失敗に気づいた」と状況を説明している。
レースは1番人気のブレイズオンファイブが優勝。バレエブランは完走したものの、9着馬に86馬身差もつけられ、最下位で入線した。
(THE ANSWER編集部)