大谷翔平の秘話を元同僚マーティン告白 日本ハム時代に「クレイジー」と感じた場面とは
米大リーグの地区シリーズ第1戦、パドレス戦でプレーオフ初セーブを挙げたドジャースのクリス・マーティン投手が、日本ハム時代のエンゼルス・大谷翔平投手とのエピソードを明かした。米地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」が報じている。
地区シリーズ第1戦でプレーオフ初セーブを挙げたマーティン
米大リーグの地区シリーズ第1戦、パドレス戦でプレーオフ初セーブを挙げたドジャースのクリス・マーティン投手が、日本ハム時代のエンゼルス・大谷翔平投手とのエピソードを明かした。米地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」が報じている。
11日(日本時間12日)のパドレス戦の9回に登場し、1回1安打無失点で締めたマーティン。試合後はポストシーズン初セーブの記念球を受け取った。史上7位の通算394セーブを誇る守護神クレイグ・キンブレル投手がロスターから外れた穴を埋める活躍となったが、記事ではマーティンの苦労人ぶりにスポットライトを当てた。
「マーティンは(MLBで)2度ドラフトで選出されたが、契約せず。その後に肩を痛め、ロウズ(生活家電チェーン)とUPS(貨物運送会社)で働いていた。最終的に独立リーグのテキサスのグランドプレイリー・エアホッグスに落ち着いた」
MLB球団と初めて契約したのは24歳。27歳でメジャーデビューにこぎ着けたが、ヤンキースとロッキーズで通算防御率は6.19と振るわず。そこで、NPBからオファーが届いたといい、日本ハム決断の理由を明かした。
「言いづらいけど、金銭面の保証が(日本行きの)大きな部分。契約ボーナスのようなものもなかったし、あまり若くもなかった。自分の状況はわかっていたんだ」
守護神を務めるなど、2年連続で防御率1点台と躍動したが、当時21歳の大谷から“魔球”の指導を受けたという。記事では「経済的な成長は彼に成長の機会も与え、メジャーリーグ復帰に加えて成長できるほどだった。オオタニは彼にスプリットフィンガー・チェンジアップの握り方を教えたのだ」と報じている。
「彼を毎日見ることができたのは大きな喜びだったんだ」と振り返り、チームメートとして大谷の躍動を目の当たりにすることは喜びと語った右腕。空港などチームの移動中に大谷の“ボディガード役”を務めたこともあったという。
「日本では、通常運行便で移動するけど、彼を守るために押さなければいけないこともあったんだ。空港や駅ではたくさんのファンがいたからね。クレイジーだったよ」と語ったマーティン。記事では「マーティンはオオタニ劇場の最前列を手にしたのだ」と才能を開花させた日本ハム時代を表現していた。
(THE ANSWER編集部)