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中国男子、ドイツに3-0で10連覇達成 黒星は張本智和戦2試合だけの圧巻V【世界卓球】

世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)は9日、中国・成都で男子決勝が行われ、世界ランク1位の中国が同2位のドイツを3-0で下し、10大会連続の優勝を飾った。個人世界ランク1位の樊振東、同2位の馬龍、同11位の王楚欽が盤石の試合運びでいずれも完勝。力の違いを見せつけ、卓球王国の威厳を保った。

世界卓球、ドイツ戦で拳を握り締める樊振東【写真:Getty Images】
世界卓球、ドイツ戦で拳を握り締める樊振東【写真:Getty Images】

世界卓球団体戦男子決勝

 世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)は9日、中国・成都で男子決勝が行われ、世界ランク1位の中国が同2位のドイツを3-0で下し、10大会連続の優勝を飾った。個人世界ランク1位の樊振東、同2位の馬龍、同11位の王楚欽が盤石の試合運びでいずれも完勝。力の違いを見せつけ、卓球王国の威厳を保った。

 準決勝では世界ランク3位の日本を3-2で退けた中国。それでも張本智和に樊振東、王楚欽が黒星を喫し、衝撃が走っていた。第1試合に登場した樊はベネディクト・ドゥダと対戦。出だしから強打の応酬となったが、守勢に回ってからもバックハンドで相手を揺さぶり、第1ゲーム(G)を11-8で奪うと、第2Gも11-8。第3Gは終盤に2点差をつけられながらも、最後は圧巻のフォアドライブで4連続得点で逆転し、11-9でストレート勝ちした。

 第2試合は馬とチウ・ダンが対戦。ストップに少々ミスがありながらも、相手のミドルなど厳しいコースにリターンを集め、第1Gを11-9、第2Gを11-6で連取。接戦となった第3Gは9-11と落としたが、第4Gは圧巻の11-1での勝利で、大観衆の声援に応えた。

 第3試合に登場した王はカイ・シュトンパーと対戦。第1Gの出だしから相手を圧倒し、11-7で先取すると、その後も隙を見せずに第2Gも11-8、第3Gも11-4で連取して優勝へと導いた。

 終わってみれば、グループリーグからの8試合で中国が落としたのは日本戦での張本に奪われた2ゲームだけ。決勝も完勝で力の違いを見せつけた大会となった。

(THE ANSWER編集部)

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