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藤光謙司、ヒヤヒヤ「0.02秒差」で決勝進出 「脚がちぎれるくらいの気持ちで」

陸上のアジア大会代表最終選考会兼日本選手権(山口・維新みらいふスタジアム)は23日、男子200メートル予選が行われ、藤光謙司(ゼンリン)、桐生祥秀(日本生命)、飯塚翔太(ミズノ)らが24日の決勝に進出した。

藤光謙司【写真:奥井隆史】
藤光謙司【写真:奥井隆史】

陸上の日本選手権、男子200mの藤光は予選8位、ぎりぎりで決勝進出

 陸上のアジア大会代表最終選考会兼日本選手権(山口・維新みらいふスタジアム)は23日、男子200メートル予選が行われ、藤光謙司(ゼンリン)、桐生祥秀(日本生命)、飯塚翔太(ミズノ)らが24日の決勝に進出した。

 藤光は予選1組で登場も、20秒92で同組の4着。自己ベストには遠く及ばなかったが、全体の8番目でぎりぎりでファイナル進出が決まった。

 藤光は出遅れたスタートについて、「自分では意識しないようにしているが脚の不安でビビって出ているところが影響しておもいっきり力を伝えられない状況」と分析。「前半いけない分中盤から不安が無くなってきたところで、あげていければと気持ちはあったがすでに時すでに遅し。中々、難しいレースになった」と肩を落とした。

 3月末から右足首に痛みが出て、ケアをしても治らない状態が続いた。その後、右足首をかばっていた影響で、左足首にも痛みが出たという。

「気持ちとアドレナリンで試合でどうにかなると思ったが結果が出なかった」と力なく振り返った。

 タイム順の8番目、わずか「0.02秒差」で決勝進出が決まった。

「とりあえず気持ち切り替えてやるしかないですね。神様が助けてくれた。チャンスをいかせるようにがむしゃらにやるしかない。脚が一本ちぎれるくらいの気持ちで決勝は戦う」

 クールな男は強い決意で、24日の決勝を見据えた。

(THE ANSWER編集部)


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