ワイルドカードシリーズ第1戦

　米大リーグはポストシーズンがスタート。7日（日本時間8日）のナ・リーグワイルドカードシリーズ第1戦では、パドレスのダルビッシュ有投手が敵地メッツ戦に先発登板。4回には相手のバットが飛んで行ってしまう珍しいシーンが生まれた。

　重要な一戦の先発登板を任されたダルビッシュ。大投手シャーザーとの投げ合いで、4回までピンチもありながら無失点に抑えた。4回先頭のアロンソは空振り三振に仕留めたが、94マイル（151.3キロ）の投球でアロンソのバットが手から離れ、三塁側ベンチ方向へ吹っ飛んでしまった。

　この珍事にツイッターで反応したのは「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる米国の投球分析家ロブ・フリードマン氏。実際の映像を公開し、「ユウ・ダルビッシュ、エクスペリアームズ ファストボール！」と文面に記した。「ハリー・ポッター」シリーズの呪文にかけたようだ。

　試合はパドレス打線がシャーザーを攻略。4本の本塁打を浴びせてKOし、5回表終了時点で7-0とダルビッシュを大量援護している。