大谷翔平もマウンドで配慮 引退選手の粋な登場演出の裏側に米感動「俺なら打席で泣く」
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、今季最終戦となった敵地アスレチックス戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、5回1安打6奪三振1失点の力投も9敗目を喫したが、史上初の投打ダブル規定到達を達成した。2回には今季限りで引退する打者に配慮する計らいを見せ、「本当にクールだ」と米記者も絶賛。一方で、この時の登場演出が「なんて可愛いの」「もし俺なら打席で号泣してしまう」と話題になっている。
ボートの子供3人がアナウンス「バッターは…私たちのお父さん…」
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、今季最終戦となった敵地アスレチックス戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、5回1安打6奪三振1失点の力投も9敗目を喫したが、史上初の投打ダブル規定到達を達成した。2回には今季限りで引退する打者に配慮する計らいを見せ、「本当にクールだ」と米記者も絶賛。一方で、この時の登場演出が「なんて可愛いの」「もし俺なら打席で号泣してしまう」と話題になっている。
なんとも米国らしい演出だった。大谷が2回1死から対戦したのは今季限りで引退を表明しているスティーブン・ボート。打席に入る時、突然、球場に可愛らしい声が響いた。「Now batting…(バッターは…)our dad…(私たちのお父さん…)No.21、Stephen Vogt!(背番号21、スティーブン・ボート!)」。球場アナウンスが子供たちに一変。なんと、声の主はボートの3人の我が子だったのだ。
球場は大きな拍手に包まれ、特別な空気に。大谷はマウンドから離れ、演出に配慮する時間を作った場面。球団公式ツイッターが子供たち3人がアナウンスで実際にコールする様子を動画で紹介すると、米ファンからは「最高だ」「これは素晴らしい」「なんて可愛いの」「もし俺なら打席で号泣してしまう」「尊い。野球は最高だ」「泣いてなんかいないさ」「子供たち、よくやった!」との声が上がっていた。
7回には現役最後のホームランも放った37歳のボート。最高にカッコいいパパの姿を子供たちに見せ、バットを置いた。
(THE ANSWER編集部)