早田ひな、初出場で貫禄の勝利 日本がハンガリー圧倒、開幕3戦全て3-0で無敗キープ
世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)が3日、中国・成都で行われ、女子グループリーグ3戦目に臨んだ世界ランク2位の日本は、同16位のハンガリーに3-0で勝ち、開幕3連勝を飾り、無敗をキープした。今大会初登場となった早田ひなが躍動。豪快なフォア攻撃も披露して、自身の今大会初勝利を手にした。3大会連続銀メダルから51年ぶりの金メダルを目指す今大会。次戦は4日に同52位のウズベキスタンと対戦する。
世界卓球グループリーグ第3戦
世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)が3日、中国・成都で行われ、女子グループリーグ3戦目に臨んだ世界ランク2位の日本は、同16位のハンガリーに3-0で勝ち、開幕3連勝を飾り、無敗をキープした。今大会初登場となった早田ひなが躍動。豪快なフォア攻撃も披露して、自身の今大会初勝利を手にした。3大会連続銀メダルから51年ぶりの金メダルを目指す今大会。次戦は4日に同52位のウズベキスタンと対戦する。
2連勝の日本はまたもオーダーを変え、伊藤美誠、早田ひな、佐藤瞳の3人で出陣。第1試合に登場した伊藤はダリと対戦。第1ゲームは3本のサーブミスなどでリズムをつかめずに10-12で落とした。第2ゲームはサーブ、レシーブともに正確性が戻り、11-6で奪取。第3ゲームも絶妙なロビング処理などで11-5で奪うと、第4ゲームも逆チキータでのレシーブも見せるなど圧倒し、11-6で勝利した。
第2試合には過去2戦ベンチだった早田が初登場。マダラースと対戦した。第1ゲーム序盤は珍しく打ち負けるシーンも見られ、5-11で先取された。第2ゲームは出だしから5連続得点とエンジン全開。持ち前のフォアの豪快な打ち合いで圧倒し、11-3で奪い返した。第3ゲームを11-5で奪うと、第4ゲームも11-4で締めて白星を飾った。
第3試合はカットマンの佐藤が出場。ハルトブリッヒと対戦した。第1ゲームから相手のドライブ、スマッシュを拾い、ミスを誘うスタイルで得点を重ね、11-6で先取した。第2、第3ゲームも安定した守備力を披露して連取して、日本の3連勝に繋げた。日本は開幕後3試合をいずれも3-0で勝利となった。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、4年ぶりの開催となる世界最強国決定戦。日本は石川佳純、平野美宇が代表から外れ、平均年齢21歳の若いチームとなった。世界ランク6位のエース・伊藤は3大会連続の団体戦出場。日本人トップの同5位・早田もエース格に成長し、中国の5連覇阻止を狙う。
男子32、女子28の国と地域がエントリー。9月30日から始まっているグループリーグ(男子7組、女子6組)の上位16チームが5日からの決勝トーナメントに進出する。対戦国とシングルス5試合(3勝先取)で勝敗を争い、各対戦3人が出場。3ゲーム先取で行われ、第1、2試合に出場した2選手はたすき掛けで第4、5試合にも出場する。
【日本女子のグループリーグ】(カッコ内は世界ランク)
日本(2位)
ハンガリー(16位)
ポーランド(19位)
スロバキア(30位)
ウズベキスタン(52位)
▽日本代表メンバー
伊藤美誠(スターツ)
早田ひな(日本生命)
長崎美柚(木下グループ)
木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)
佐藤瞳(ミキハウス)
(THE ANSWER編集部)