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馬場咲希、エネルギー切れも予選通過が濃厚 補食用意も食べきれず「お腹空いていた」

女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープン第2日が30日、千葉・紫CCすみれC(6839ヤード、パー72)で行われた。22位で出た17歳の馬場咲希(代々木高2年)は、2バーディー、3ボギーの73で回って通算2オーバーとし、ラウンド終了時は暫定23位。予選通過が濃厚となった。前日に続いて終盤にスコアを落としたが、10月1日からの決勝ラウンドに向けて、「上位を狙って頑張りたいです」と意気込んだ。

日本女子オープン第2日、ラウンド中に笑顔を見せる馬場咲希【写真:Getty Images】
日本女子オープン第2日、ラウンド中に笑顔を見せる馬場咲希【写真:Getty Images】

日本女子オープン第2日

 女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープン第2日が30日、千葉・紫CCすみれC(6839ヤード、パー72)で行われた。22位で出た17歳の馬場咲希(代々木高2年)は、2バーディー、3ボギーの73で回って通算2オーバーとし、ラウンド終了時は暫定23位。予選通過が濃厚となった。前日に続いて終盤にスコアを落としたが、10月1日からの決勝ラウンドに向けて、「上位を狙って頑張りたいです」と意気込んだ。

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 ラウンド終了後、すぐに食事を摂った。通常はアテスト後に取材対応の流れだが、家族が「空腹で血糖値が下がるのが心配」と大会側に伝え、会見は食事後になった。約1時間後、会見場に姿を見せた馬場は「体調は全然、大丈夫です。でも、お腹は空いていました」と笑顔で明かした。

 午前7時30分のスタート。同4時には起床し、帯同する鎌田貴トレーナーとホテルの周りを歩くなどし、体を動かした。その後、朝食を摂ったものの、幼少期から短い時間で多くの量を食べられない体質。パン1枚を胃袋に入れ、ラウンド中も、後半の2番パー4でバナナを食べるなどしたが、終盤はエネルギー不足の状態になっていたようだ。

「昨日と同じで後半の5番からスコアを崩したのが悔しいです。集中力が続かなかった感じです」

 前週は宮里藍の冠大会に出場。大会前日のレッスン会では挙手して、「試合中に体重を維持する方法を教えてください」と質問した。宮里は「1ラウンドで約2000カロリーを消費します。私は3ホールに1度、ナッツを食べていました。補食は大事です」と答え、馬場も「そうします」と返していた。しかし、今大会の2日間ではその余裕はなく、ゴルフバッグに入れた食べ物を余らせたままラウンドを終えていた。

「やっぱり、補食が大事だと思いました。明日からは気を付けたいです」

 初日のように「足が震える」ほどの緊張感はなかったという。しかし、厳しい設定のコースで同組の勝みなみ、西郷真央がスコアを崩す中で、懸命にパーを拾い続けた。前半最後の18番パー5では、2メートルのパットを決めて初バーディー。瞬間、右手を上下させて大歓声を浴びた。

 後半もリズム良くプレーし、4番パー5では2つ目のバーディーを奪った。しかし、残り5ホールで3ボギー。7番パー5では、足を滑らせて第1打を左に曲げ、約120ヤードしか飛ばせないミスもあった。8番パー3では約90センチのパーパットを外し、立ち尽くす場面もあった。

 その主な要因が心身の消耗と空腹。「集中力の維持ができなった」と語った。7月の全米女子ジュニア選手権のマッチプレー2回戦で敗退した際も早朝ラウンドで同様の経験をしており、今後も課題になっていくと思われる。

 それでも「4日間を戦い抜く=予選通過」という目標は達成できそうだ。「明日は上位を狙って、(最終日に)強いプロと一緒に回りたいです」と新たな目標を口にした。

 タイトルの1つである「ロ―アマ」については、「もちろん獲りたいですけど、そこはあまり意識せずに」と言った。決勝2日間は、こまめな「補食」も心掛け、悔いのないラウンドを目指す。

(THE ANSWER編集部)


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