大谷翔平を「引きずり下ろせた」 屈辱寸前の敵将はむしろ打線称賛「我々の努力の証だ」
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、本拠地アスレチックス戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、8回2死までノーヒットノーランの快投。8回2安打1四球無失点10奪三振で自己最多15勝目を挙げ、史上初の投打規定到達にあと1イニングに迫った。完全に抑え込まれたアスレチックスの監督は「変化球のコンボで打者を圧倒し、全てを低めに集めた」とお手上げ状態だった。
アスレチックスのコッツェイ監督「安打を放つまでチャレンジだった」
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、本拠地アスレチックス戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、8回2死までノーヒットノーランの快投。8回2安打1四球無失点10奪三振で自己最多15勝目を挙げ、史上初の投打規定到達にあと1イニングに迫った。完全に抑え込まれたアスレチックスの監督は「変化球のコンボで打者を圧倒し、全てを低めに集めた」とお手上げ状態だった。
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初回先頭で四球となって以降、8回2死まで大谷に無安打に抑え込まれたアスレチックス。ノーヒッターまであと4人から初安打をカペルが放ち、連打で一、二塁としたものの、最後は凡退。9回は救援陣を攻めて2点を奪ったのとは対照的に二刀流には完全にやられた。
米カリフォルニア州地元局「NBCスポーツ・ベイエリア」によると、アスレチックスのマーク・コッツェイ監督は、大谷から安打を放つのが難しかった理由について「今夜、彼は変化球を多く投げてきた。直球は少なかったね。序盤はスライダーにカットボール、スプリットのコンボで打者を圧倒し、全てを低めに集めていたね。安打を放つまでチャレンジだったよ」と語り、変化球主体の投球に手を焼いたという。
それでも、ノーヒッターはあと4人のところで阻止。「我々はみんなプライドを持っている。誰もノーヒッターを許したくないもの。だから、ベンチ内はみんな何が起きているかはわかっていた」と振り返った上で「これは常にチーム全体の努力の証。選手たちは協力し合い、オオタニを試合から引きずり下ろすことができた」と敗れながらも意地を示し、選手たちを称賛した。
(THE ANSWER編集部)