桃田賢斗「ジュニアの夢、目標に」 東京五輪の会場でジャパンOP初制覇へ
代表選手が初めてプレーする会場、桃田「風向きが縦か横かで全然違う」
昨冬に完成したばかりの会場で、日本代表選手がプレーするのは初めての機会となる。「会場の天井の高さ、風(空調)が試合に影響するので、確認していきたい。風向きが(コートに対して)縦か横かで全然違う」と話した桃田だけでなく、女子シングルスの山口茜(再春館製薬所)、男子ダブルスの嘉村健士(トナミ運輸)も空調の影響を確認したい意向を示し、嘉村とペアを組む園田啓悟(トナミ運輸)は、壁の色でシャトルが見えにくくなることがないかなどもチェックしたいと話した。
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大会には、世界の新たなスターを輩出してきた歴史がある。近年では、2012年に女子シングルスでタイ・ツーイン(台湾)が優勝。現在、世界ランク1位を堅持する実力者だ。2013年には、当時高校生だった山口が初優勝。山口は「世界を目指す、きっかけになった大会。相性も良いと思っている。自分のベストパフォーマンスを見ていただけるように精一杯頑張りたい。五輪の前に同じ体育館でプレーできるのは、大きな経験になると思う。五輪につなげられるように頑張りたい」と2度目の優勝に意欲を示した。
2014年には、2年後のリオデジャネイロ五輪を制した女子ダブルスの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)が、2015年には、昨年の世界選手権を制した奥原希望(日本ユニシス)が、それぞれ初優勝を飾った。桃田ら東京五輪の活躍を狙う日本人選手やライバルを見ることができる貴重な機会になることは、間違いない。これまで以上に見逃せない大会となる。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)