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山下美夢有「-18」の大会新Vに「まさか出せるとは…」 衝撃の「60」から始まった快進撃

女子ゴルフの国内ツアー・ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンは25日、宮城・利府GC(6491ヤード、パー72)で最終日が行われ、2位に8打差をつけて出た21歳・山下美夢有(加賀電子)が2バーディー、1バーディーの71で回り、大会コース記録を3打更新する通算18アンダーで完全優勝。2位に5打差をつける圧勝で今季3勝目、通算4勝目を挙げた。

ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンで優勝した山下美夢有【写真:Getty Images】
ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンで優勝した山下美夢有【写真:Getty Images】

ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン最終日

 女子ゴルフの国内ツアー・ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンは25日、宮城・利府GC(6491ヤード、パー72)で最終日が行われ、2位に8打差をつけて出た21歳・山下美夢有(加賀電子)が2バーディー、1バーディーの71で回り、大会コース記録を3打更新する通算18アンダーで完全優勝。2位に5打差をつける圧勝で今季3勝目、通算4勝目を挙げた。

 みちのく決戦の主役を譲らなかった。初日には18ホール(パー72)のツアー最少ストロークの新記録「60」を樹立した山下。2日目も「67」で回り、2位に8打差をつけた最終日は「71」とビッグスコアとはならなかったものの、大差を利して安定したゴルフを見せた。

「まさかコースレコードを出せると思ってもなかった。うれしい気持ちですし、ホステスプロとして優勝することができたので、そこが良かった」

 優勝会見で笑顔をほころばせた。2位と8打差あったが、気持ちは冷静だった。「今日も自分らしいプレーをして、アンダーパーを目指して頑張ろうと思ってティーグラウンドに立ちました」。攻めのゴルフを心掛け、バーディーチャンスにつけながら決まらない苦しい場面もあったが、崩れることはなかった。

「攻めるところは攻めました。パッティングは攻めすぎた部分あるけど(笑)、ショートはなかった。今日は攻めのゴルフできたと思います」

 優勝した6月の宮里藍サントリーレディス」から前週まで11週連続トップ10入り。優勝争いに再三絡みながら優勝に届かず。もどかしさもあったが、父などから「考えすぎて、いつものプレーができていない」とアドバイスされ、「淡々とプレーすること」を意識。今週の結果につなげた。

 目下、メルセデス・ランキング1位で、さらにポイントを上積み。年間女王も視界に入ってきた。「目標は複数回優勝だったのですが、メルセデス1位もしっかり獲りたいというのもある」と意欲をのぞかせた。

 次週は国内メジャーの日本女子オープン。5月のワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップに続く年間2冠を目指す。「メジャーだからと力まず、やるべきことをして、いつも通りのプレーができたらいい。来週から切り替えて頑張って行きたい」と誓った。

(THE ANSWER編集部)


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