ロサンゼルス・タイムズ紙「エンゼルスファンは忠誠心を貫く」

　大谷翔平投手が所属するエンゼルスは、すでに7シーズン連続の負け越しが決定するなど、苦しいシーズンを送っている。地元紙はそれでもチームを応援するファンを特集。本拠地エンゼルスタジアムに熱心に足を運ぶ人たちの声を紹介している。

　地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は本拠地でマリナーズ戦が行われた17日付の記事で「またしてもフィールド上の失望のシーズンにも関わらず、エンゼルスファンは忠誠心を貫く」と見出しで特集した。

　シーズンチケットを購入し、球場を訪れているファン、クリス・クルーズさんがエンゼルスを応援する理由を紹介。1989年から筋金入りのエンゼルス党というクルーズさんはこう語ったという。

「私たちはマイナーから上がってきた選手も見てきた。選手にもその家族にも会える。自分にとって大事なのはその人たち。私にもベースボールの家族があるんだ。会ったり話したりして。勝ったり負けたりでみんなと繋がっていくんだ」

　一方、試合前に客席で選手からのプレゼントボールを狙う11歳のディラン・フリアス君はトラウタニと呼ばれるMVPコンビの目当て派だという。「ただただ凄いから、エンゼルスの試合に来るのが大好きなんだ。凄い雰囲気でしょ。トラウトとオオタニが全力でプレーしているのを見るのが最高なんだ」と話したという。