全米女子アマV馬場咲希が代々木高転校完了 強豪ゴルフ部には入らず、そのワケとは
日本人として37年ぶりに全米女子アマチュアゴルフ選手権で優勝した17歳・馬場咲希が、12日までに日本ウェルネス高(茨城)から代々木高(東京)への転校手続きを終えたことが、代々木高などへの取材で分かった。16日に開幕する住友生命Vitalityレディス東海クラシック(愛知・新南愛知CC美浜C)には、「代々木高2年」として出場する。ただし、同校のゴルフ部には所属しないことになった。
16日開幕の住友生命Vitalityレディス東海クラシックは「代々木高2年」として出場
日本人として37年ぶりに全米女子アマチュアゴルフ選手権で優勝した17歳・馬場咲希が、12日までに日本ウェルネス高(茨城)から代々木高(東京)への転校手続きを終えたことが、代々木高などへの取材で分かった。16日に開幕する住友生命Vitalityレディス東海クラシック(愛知・新南愛知CC美浜C)には、「代々木高2年」として出場する。ただし、同校のゴルフ部には所属しないことになった。
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馬場の転校手続きが完了した。手続きのサポートをしていた代々木高ゴルフ部の山中辰男監督が「THE ANSWER」の取材に「書類が全てそろいました。さかのぼって9月1日から我が校の生徒ということになります」と明かした。
一方で、昨年の全米女子オープン優勝者で米女子ツアーを主戦場にする笹生優花(フリー)、男子の世界アマチュアランキング1位・中島啓太(日体大4年)らを輩出した同校のゴルフ部には入部しないことになった。日本高校・中学ゴルフ連盟の大会資格規定第4条に明記されている「転入学生は、転入学した日より満1年を経過したもの」が主な理由で、同校では通信一般コースで学ぶことになる。
もっとも、今後の馬場は多忙になる。国内では日本ゴルフ協会(JGA)などが主催するアマチュア大会及び、女子ツアーの大会に出場していく。同ツアーについては、アマチュア選手も主催者推薦出場は1シーズン8試合に限定。今季の馬場は既に2試合に出場しているが、この先は16日開幕の住友生命Vitalityレディス東海クラシックと10月20日開幕のNOBUTA GROUP マスターズGCレディース(兵庫・マスターズGC)への出場が決まっている。
また、オファーが相次いでいる残り4試合分とは別枠で、9月29日開幕の国内メジャー・日本女子オープン(千葉・紫CCすみれC)には「特別承認」で出場が確定的。馬場は、日々の練習や登校機会も考えて家族に相談し、東京・日野市の自宅から通いやすい代々木高への転校を決めたという。
来季については、全米女子アマチュア選手権優勝で、メジャー4大会などの出場権を獲得している。父・哲也さんによると、馬場は来季の海外大会も楽しみにしており、可能な限り出場予定。代々木高のゴルフ部には所属しないことになったが、山中監督は「我が校の生徒として、しっかりとサポートしていきたい」と話している。
<馬場が出場権を獲得した海外大会>
2023年~32年 全米女子アマチュア選手権
2023年 全米女子オープン
2023年 シェブロン選手権、全英女子オープン、エビアン選手権(アマチュアであることが条件)
2023年 オーガスタナショナル女子アマチュア
2023年 全米女子ジュニア選手権
〇…転校手続きが完了した馬場は今日12日、住友生命Vitalityレディス東海クラシック出場に備えて、愛知入りする。同行する父の哲也さんは「練習ラウンドは13日からになります」と話しており、16日の初日に向けてじっくりとコースチェックをしていく。全米女子アマチュア選手権で快挙を達成後、初のツアー出場。大会で最も注目される一人になりそうで、14日には会見が予定されている。
(THE ANSWER編集部)