斎藤佑樹、早大の恩師・應武篤良氏を追悼 他界数日前のメッセージ紹介「原文のまま掲載いたします」
プロ野球の元日本ハム投手・斎藤佑樹氏が10日、インスタグラムを更新。7日に亡くなった早大時代の監督・應武篤良氏を追悼し、生前の写真などを掲載した。
インスタグラムを更新「そっちであまり飲みすぎないてくださいね」
プロ野球の元日本ハム投手・斎藤佑樹氏が10日、インスタグラムを更新。7日に亡くなった早大時代の監督・應武篤良氏を追悼し、生前の写真などを掲載した。
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應武氏は2005年から6年間にわたり早大監督を務めた。07年に入学した斎藤氏にとっては4年間指導を受けた恩師。一緒に全日本大学選手権優勝を達成するなど、同期の大石達也(元西武)、福井優也(楽天)らとともに黄金期を築いた。
インスタグラムで長文のメッセージを掲載した斎藤氏。学生時代からプロ入り後、さらに引退報告した際などの思い出を記した。さらに亡くなる数日前、当時の早大野球部を振り返って應武氏からメッセージが送られたことを明かし、「原文のまま、ここに掲載いたします」とつづった。
そして、最後は「みんなそれぞれ、天国に向かって乾杯しているはずです。今日、僕もそうします。そっちであまり飲みすぎないでくださいね」と締めた。
全文は以下の通り。
◇ ◇ ◇
恩師である
早稲田大学元監督の應武さんが天国へ旅立たれました。
見た目はちょっと怖いけど
僕たち選手を見る眼差しはとても優しかった。
「意味のない練習かもしれないけどいつか笑える日が来るぞ」
と檄を飛ばされ、4年間でたくさん走り、たくさん投げました。
その一方で、監督は常に身体の心配をしてくれました。
「どこか痛い場所はないか?違和感があったらすぐに言えよ。
今も大事だけどこの先も長いぞ。」
僕たちがプレーに集中するためにマスコミの方たちをシャットアウトしたり、批判的な記事を書いたらすぐ出禁にしたり、今思えば無茶苦茶なことをしていたけど(笑)、僕たち選手はいつも守られていました。
プロ野球でなかなか活躍できなくて電話をすると、「大丈夫だ!苦しんでる斎藤の姿も結構いけてるぞ!」なんて冗談を言ってくれたり、
引退する時にご報告したら、
「じじいになった時にお前が同世代で1番野球界に貢献していればいいんだ。お前の仕事はここからが本番だ!」と言葉をかけてくださり、その言葉が今の僕の道標になっています。
亡くなる数日前、当時の早稲田大学野球部を振り返り、監督からメッセージが送られてきました。原文のまま、ここに掲載いたします。
「本当に素晴らしい仲間だよ。指導力のなさを学生達が研究して、分析して、皆が考えて勝利に向かう。
素晴らしいと思いましたよ。
負けて、坊主にもなった。
感謝の気持ちを両親、家族と野球が神宮の満員の中で出来た。その仲間は最高だ(^_^)
私だけが昭和野郎で迷惑かけたな」
應武監督、ありがとうございました。
教え子たちはもちろん、あなたを偲ぶ仲間がたくさんいます。
みんなそれぞれ、天国に向かって乾杯しているはずです。
今日、僕もそうします。
そっちであまり飲みすぎないでくださいね。
(THE ANSWER編集部)