大谷翔平VSジャッジMVP争いに敗者を作らない方法 米大手放送局が提案した解決策とは
米大リーグはエンゼルスの大谷翔平投手とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手のア・リーグMVP争いに注目が集まっている。米放送局は歴史的躍動を見せる2人のうち、どちらかが受賞を逃してしまう現実に対し、“敗者”を生み出さない解決策を提案した。
FOXスポーツは解決策に「プラチナム・スラッガー賞」新設を提案
米大リーグはエンゼルスの大谷翔平投手とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手のア・リーグMVP争いに注目が集まっている。米放送局は歴史的躍動を見せる2人のうち、どちらかが受賞を逃してしまう現実に対し、“敗者”を生み出さない解決策を提案した。
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「アーロン・ジャッジ対ショウヘイ・オオタニ ア・リーグMVPはいかにして決まるのか?」とタイトルで特集したのは、米大手放送局「FOXスポーツ」だった。
特集では現在55本塁打を放ち、ロジャー・マリスのリーグ記録61本に迫るジャッジについて「野球史上最高の個人成績の1つを生み出している」と評価。一方で「エンゼルスのショウヘイ・オオタニは野球の二刀流史上で最も、あるいは2番目に圧倒的なシーズンを見せている。2番目だったとしても、自分自身に次ぐものだ」と二刀流の躍動を唯一無二と評価。投打ともにエンゼルスのスタッツほぼ全てで大谷が1位という孤軍奮闘ぶりにも注目している。
その上で「彼らの奮闘にもかかわらず、2人の男のうち、1人は2022年のア・リーグMVPを受賞できない。この不幸性についてはすでに多くの議論を喚起させており、数年とは言わずも、数週間は続くことは間違いない。11月のある午後、投票結果が発表されれば、どちらかのチームのファンは間違いなく激怒するだろう」と記事では予測している。
今季については解毒剤はないとしながらも「オオタニの類稀なる成功を正当に称えながら、他の選手の爆発にも協力するような長期的な解決策については熟慮の価値がある」とした。具体的には、ポジション毎に最優秀打者を選出する「シルバー・スラッガー賞」が存在するが、年間最高打者を称える「プラチナム・スラッガー」という賞を新設すべきと提案したのだ。