大谷翔平、ヤ軍エースに「今夜最悪の直球」と言わしめた1打席 劇的V弾に味方も唖然【9戦6発の衝撃】
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は8月28日(日本時間29日)から出場9試合で6本塁打と量産した。9月8日(同9日)は試合がなかったが、この期間の名珍場面を「9戦6発の衝撃」として振り返る。MVP争いを繰り広げるヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手との直接対決では、8月31日(9月1日)にエース右腕ゲリット・コールから30号逆転3ランで3-2の勝利に導く活躍。味方投手や少年ファンも唖然とする中、コールは「今夜最悪の直球だ」と振り返っていた。
9戦6発と量産した大谷の名珍場面を振り返る
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は8月28日(日本時間29日)から出場9試合で6本塁打と量産した。9月8日(同9日)は試合がなかったが、この期間の名珍場面を「9戦6発の衝撃」として振り返る。MVP争いを繰り広げるヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手との直接対決では、8月31日(9月1日)にエース右腕ゲリット・コールから30号逆転3ランで3-2の勝利に導く活躍。味方投手や少年ファンも唖然とする中、コールは「今夜最悪の直球だ」と振り返っていた。
〇被弾したヤ軍エースは反省「今夜最悪の直球だ」
大谷は本拠地ヤンキース戦に「3番・DH」で先発。0-2の6回1死一、二塁。コールの157キロが甘く入った。大谷は逃さない。とらえた打球は中越えの逆転3ランだ。一塁ベース付近で右手を突き上げ、渾身のガッツポーズ。球界を代表する選手同士が見応えのある名勝負を繰り広げた。
ニューヨークの中継局「YESネットワーク」の解説者、ジャック・カリー氏は、ツイッターでコールのコメントを紹介。打たれた球について、「今夜最悪の直球だった」「酷いコースに投げてしまった」と語ったという。同局公式ツイッターもコールのインタビュー動画を公開。6回はエラー絡みの失点になったが、影響については「そうでもない」と言い訳せず。大谷の一発は「もう少し(外角に)外したかった。バッドミスだ」と明かしていた。
〇劇的30号に味方の先発投手「正気の沙汰じゃない」
大谷がコールから放った逆転3ラン。見守っていたエンゼルス先発のパトリック・サンドバル投手も唖然としていたようだ。米地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」は同投手のコメントを紹介。「あの本塁打は非常に助かった。俺に勇気を与えてくれた。ダグアウトにも」と称賛したという。
サンドバルは7回3安打2失点の粘投。大谷に5勝目をプレゼントしてもらい、「あの男はすごい価値をチームにもたらしてくれる。おかしすぎるよ。防御率は2点台で本塁打は30本。もう彼はユニコーンだよね。正気の沙汰じゃない」と唸った様子のコメントを残していた。
〇生観戦していた少年の反応に「表情最高だ」の声
驚きを隠せなかったようなリアクションだ。大谷の打球は中堅方向へ……これを観客席から見つめていた丸刈りの少年ファンは、グローブ片手に口をあんぐりと開けた。逆転の30号3ランが決勝点になった。
試合を中継した米カルフォルニア州中継局「バリースポーツ・ウェスト」公式ツイッターは、少年の姿を動画で公開。「ショウヘイ・オオタニがショウヘイ・オオタニをやった時のあなたの表情」と文面で伝えた。中継では、同局の解説を務めるマーク・グビザ氏が「少年の表情最高だ。『オーマイガー』」と伝えていた。
(THE ANSWER編集部)