大谷翔平、新球シンカー開発を213勝殿堂入り右腕が称賛「専業投手でも難しい」「規格外だ」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、タイガース戦に「3番・DH」で先発出場。3-3と同点の7回に勝ち越しの33号ソロを放ったもののチームは4-5で逆転負けした。今季も二刀流で躍動する大谷について、現役時代にブレーブスなどで活躍し通算213勝を挙げ、殿堂入りも果たしている名右腕ジョン・スモルツ氏は「球界最高の投手になれる」などと将来に太鼓判を押している。
大谷をジョン・スモルツ氏が絶賛
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、タイガース戦に「3番・DH」で先発出場。3-3と同点の7回に勝ち越しの33号ソロを放ったもののチームは4-5で逆転負けした。今季も二刀流で躍動する大谷について、現役時代にブレーブスなどで活躍し通算213勝を挙げ、殿堂入りも果たしている名右腕ジョン・スモルツ氏は「球界最高の投手になれる」などと将来に太鼓判を押している。
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米国では2年連続MVPの声も上がる中、殿堂入り投手が大谷を絶賛した。スモルツ氏は、米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のポッドキャスト番組「フリッピン・バッツ・ポッドキャスト」に出演。同番組公式ツイッターが公開した動画内で、ホストのベン・バーランダー氏から大谷の新球種「シンカー」について、シーズン中に開発するのがどれほど難しいのか聞かれると、このように答えた。
「専業投手でも非常に難しい。でも彼は投打両方やっている。彼は野球界最高の投手の一人だと思う。二刀流で考えれば最高の選手であることは分かっている。彼は投手としてとても才能豊かだよ。チームにプレーオフ進出の可能性がほぼ無い場合は、キャリアのために新球種を試すことは少しだけ簡単になる。いずれにせよ、彼が(投打で)やっていることの最中に新球種を導入するのは規格外だ」
エンゼルスのチーム状況を考慮しつつ、大谷の新球種導入が「規格外」だと話したスモルツ氏。「オオタニの大ファン」であることも明かし、「彼は球界最高の投手になれると主張するよ」と投手としてリーグの頂点に立てる可能性を指摘。そのうえで二刀流の将来に太鼓判を押した。
「でも彼は投げるだけではない。それが彼を少しだけ後退させるようなところはある。そうだとしても(投手として)トップ5の選手だと言えないほどではないんだ。事実として、彼は中6日で登板し、あとの5日は打っている。彼は歴史を書き換えているんだ。彼のキャリアがどんなものになるのか見るのが楽しみだよ」
スモルツ氏は最多勝2度、最多セーブ1度と先発、救援の両方で活躍。通算213勝、154セーブを記録し、サイ・ヤング賞も1996年に受賞した名投手。2015年に米野球殿堂入りも果たした。同氏は以前から“投手・大谷”を高く評価しており、昨年には「腕の状態が万全であり、もし投手に専念した場合、彼はデグロムになれる」と素質を絶賛。今季の活躍にも注目しているようだ。
(THE ANSWER編集部)