19馬身もつけた記録的G1圧勝の世界最強ダート馬を米称賛 「誰も見たことない走りだ」
競馬の米G1パシフィッククラシック(ダート2000メートル)が3日(日本時間4日)、米デルマー競馬場で行われ、米ダート路線無敗のフライトライン(牡4歳、父タピット)が2着に19馬身1/4差をつける大勝で無傷の5連勝を飾った。タイムは1分59秒2。米競馬衛星放送ネットワーク「TVG」は動画を公開。ドバイG1馬を全く寄せ付けない圧勝劇に米専門誌は「彼の走りは誰も見たことのないようなものだった」と称賛した。
フライトラインの圧巻のレースとは
競馬の米G1パシフィッククラシック(ダート2000メートル)が3日(日本時間4日)、米デルマー競馬場で行われ、米ダート路線無敗のフライトライン(牡4歳、父タピット)が2着に19馬身1/4差をつける大勝で無傷の5連勝を飾った。タイムは1分59秒2。米競馬衛星放送ネットワーク「TVG」は動画を公開。ドバイG1馬を全く寄せ付けない圧勝劇に米専門誌は「彼の走りは誰も見たことのないようなものだった」と称賛した。
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6頭立てで行われたレース。フライトラインは馬の気持ちに任せた騎乗で、向正面過ぎから後続を突き放し始めた。コーナーを利用してぐんぐん差を広げ、2番手に10馬身以上リードして4コーナーを通過。内ラチ沿いを進んだ最後の直線ではプラ騎手もやや手綱をしごいたが、最後の100メートルは持ったままでゴール板を駆け抜けた。
フライトラインから遅れること約3秒、3月のドバイワールドカップを制したカントリーグラマーがようやくゴール。2着以降は早くも画面から見切れ、まさに後続に影をも踏ませぬ圧勝劇だった。米競馬情報誌「ブラッド・ホース」は圧巻の走りを称賛まじりに報じた。
「フライトラインは1マイル(1600メートル)よりも長いレースに出たことはなく、ドバイワールドカップを制したカントリーグラマーなど5頭の重賞勝ち馬がいたにもかかわらず、優勝候補だった。しかし、彼の走りはこれまで誰も見たことがないようなものだった」「セクレタリアトのベルモント31馬身差勝利は50年近くも前のことだ」
1973年の米3冠馬セクレタリアトがベルモントステークスで2着馬に31馬身差をつけた伝説のレースを引き合いに出すほどだった。初距離にもかかわらず、実績馬をものともしなかったフライトラインはこれで無傷の5連勝。記事によると、2着との着差19馬身1/4は、2019年アクセラレイトの12馬身1/2を大きく上回るレースレコードだったという。
(THE ANSWER編集部)