大谷翔平の際立つ異常さ 指標で注目した米記者「上の先発投手は6人、打者15人のみだ」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地ブルージェイズ戦に「3番・DH」で先発出場。7回の第4打席で10試合ぶりの28号2ランを放つなど、4打数3安打2打点1四球と猛打賞を記録した。前日の試合では投手として7回2安打無失点、9奪三振の力投で11勝目をマーク。二刀流の凄さに米記者はある指標を持ち出し「投打で残している成績は未だ信じがたいものである」と伝えている。
米記者が注目した今季の数値とは
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地ブルージェイズ戦に「3番・DH」で先発出場。7回の第4打席で10試合ぶりの28号2ランを放つなど、4打数3安打2打点1四球と猛打賞を記録した。前日の試合では投手として7回2安打無失点、9奪三振の力投で11勝目をマーク。二刀流の凄さに米記者はある指標を持ち出し「投打で残している成績は未だ信じがたいものである」と伝えている。
投手として11勝目をマークした翌日の試合。今度は打者として敵地を静まり返らせた。初回の第1打席で右前打を放った大谷は、3回に内野安打でマルチヒットを記録。最大の見せ場は3点リードの7回だ。2死二塁から逆らわずにレフト方向へ打ち返した打球は、悠々と柵越え。逆方向へパワーを見せつけた28号2ランとなった。
既に1918年のベーブ・ルース以来、104年ぶりの年間2ケタ勝利&2ケタ本塁打を達成している大谷。ヤンキースのアーロン・ジャッジらとのMVP争いも注目されるが、米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」などに寄稿していたブレント・マグワイア記者は自身のツイッターで驚きの数値を紹介している。
米野球専門データメディア「ファングラフス」が算出したセイバーメトリクスの指標「WAR」において、同記者は「今季ショウヘイ・オオタニ(4.0)より数値の高い先発投手は6人のみ」と紹介。さらに「今季のwRC+でショウヘイ・オオタニ(142)より数値の高い打者は15人のみ」とも記し、一覧表も画像で紹介した。
WARは控えレベルの選手の出場時と比較してどれだけチームの勝利を増やしたかを表し、wRC+はリーグ平均を100とした場合の得点創出能力を示している。大谷より指標の良い選手は、投手ではカルロス・ロドン、サンディ・アルカンタラら6投手、野手ではアーロン・ジャッジ、ポール・ゴールドシュミットら15選手しかいないという。
さらにマグワイア記者は別の投稿で「ショウヘイ・オオタニの奪三振率(34%)と、奪三振と与四球の比率(27.6%)は全先発投手の中でトップ。wRC+(142)と28本塁打を記録している打者は20人いるが、そのうちの1人だ。私たちは二刀流の活躍を1年以上見ているが、投打で残している成績は未だ信じがたいものである」と、改めて大谷の成績の異常さを伝えていた。
(THE ANSWER編集部)