リーグ第5節は前半だけでハットトリックと爆発

　海外サッカー、スコットランド1部セルティックに所属する日本代表FW古橋亨梧が、現地時間28日のリーグ第5節で大活躍だ。敵地ダンディー・ユナイテッド戦にスタメン出場すると、前半だけでハットトリックを達成。9-0の大勝に大きく貢献した。現地メディアからは、かつてのスウェーデン代表選手に重ね「スコットランドのサッカー界で最も完成された選手」と絶賛されている。

　古橋が爆発した。まずは15分に先制ゴールを決めると、40分にはペナルティエリア前に出されたボールをダイレクトシュート。ゴール右隅へ強烈に突き刺し、両手で頭を抱えた。アディショナルタイムにも得点し、なんと前半だけでハットトリックを達成。日本人FWに火をつけられたセルティック攻撃陣は、計9ゴールを奪う大勝を収めた。

　この活躍に、地元紙「ザ・スコッツマン」は古橋に10点満点中9点の高得点を付け「スコットランドのサッカー界で最も完成された選手で、完璧なパフォーマンスを見せる。3得点のうち、オフサイドからオンサイドへの動きで得た2得点は、ハイレベルなインテリジェンスの高さを示していたし、フィニッシュの質も高かった」と評した。

　さらに「全盛期のヘンリク・ラーションを彷彿とさせる」と、221試合174得点をかつてセルティックで記録し、バルセロナ、マンチェスター・ユナイテッドでもプレーした元スウェーデン代表のラーションに重ねて称賛。セルティック2シーズン目で早くも最高級の評価を得ている。