「油断して背を向けてしまった」 ボクシングアマ10冠・今永虎雅、苦笑いのプロ2連勝
ボクシングのライト級(61.2キロ以下)ノンタイトル6回戦が26日、東京・後楽園ホールで行われ、“アマ10冠”の23歳・今永虎雅(たいが、大橋)がジョン・ローレンス・オルドニオ(フィリピン)に4回3分KO勝ちした。6月のプロデビューから2連勝。試合間隔は短い2か月だったが、ボクシング界のホープとされるサウスポーが力を見せた。戦績は今永が2勝(2KO)、オルドニオが7勝(4KO)4敗1分け。
23歳今永虎雅がプロ2連勝
ボクシングのライト級(61.2キロ以下)ノンタイトル6回戦が26日、東京・後楽園ホールで行われ、“アマ10冠”の23歳・今永虎雅(たいが、大橋)がジョン・ローレンス・オルドニオ(フィリピン)に4回3分KO勝ちした。6月のプロデビューから2連勝。試合間隔は短い2か月だったが、ボクシング界のホープとされるサウスポーが力を見せた。戦績は今永が2勝(2KO)、オルドニオが7勝(4KO)4敗1分け。
今永の左が炸裂した。2回に2度バランスを崩したが、ともにスリップ判定。3回にはコーナーに追い詰め、ワンツーで左ストレートをヒットさせる場面を2度つくった。4回もコーナーで連打。左ボディーを効かせたものの、ダウン判定はならず。一瞬だけ背を向けてしまった。しかし、向かってきた相手に再び強烈な左ボディーを入れ、今度こそダウン。相手を四つん這いにさせ、そのままKO勝ちだ。
ここまで12試合でKO負けのなかった相手を沈める快勝。リング上では「最後、ちょっと悪いところが出た。油断して試合が終わっていないのに背を向けてしまったのは反省です」と苦笑い。「ダウンも無理やり狙うつもりではかった」と振り返った。
大阪・河内長野市出身のサウスポー。奈良・王寺工高時代に高校総体、選抜、国体をすべて制した。史上初の高校8冠を達成し、東洋大に進学。国体と台北カップで優勝し、アマチュアタイトルは10冠だ。今年6月29日にB級(6回戦)デビュー。浜崎隆広(仲里)に2回KO勝ちしていた。
「試合をどんどん組んでいただけるはありがたい。期待に応えられるように頑張りたい。まだまだこんなもんじゃ世界は遠い。もっともっと練習して世界で戦えるようにしたい」と飛躍を誓った。
(THE ANSWER編集部)