マイル無敗の現役最強馬、中距離G1も6馬身差の圧勝劇 英驚愕「観客は涎を垂らした」
海外競馬のG1英インターナショナルステークス(芝2050メートル)が17日、英ヨーク競馬場で行われ、断然人気のバーイード(牡4・ハガス、父シーザスターズ)が2着馬に6馬身差をつけて優勝し、通算成績は10戦10勝となった。勝ち時計は2分9秒3。最強マイラーが初めて臨んだ中距離レースで、観客だけでなく関係者の度肝を抜く圧勝劇。競馬ファンからは「アメージング」「モンスター」といった驚愕の声が上がっている。
英G1インターナショナルステークスで昨年優勝馬に6馬身差
海外競馬のG1英インターナショナルステークス(芝2050メートル)が17日、英ヨーク競馬場で行われ、断然人気のバーイード(牡4・ハガス、父シーザスターズ)が2着馬に6馬身差をつけて優勝し、通算成績は10戦10勝となった。勝ち時計は2分9秒3。最強マイラーが初めて臨んだ中距離レースで、観客だけでなく関係者の度肝を抜く圧勝劇。競馬ファンからは「アメージング」「モンスター」といった驚愕の声が上がっている。
レース創設から50年という伝統の中距離G1は、1頭取り消しとなって6頭立てでスタート。過去9戦はいずれも1マイル(1600メートル)以下のレースで、今回が初の中距離挑戦となったバーイードは序盤、折り合い重視で後方2番手からレースを進めた。勝負所では外から徐々に進出を開始。最後の直線では馬群の中に進路を求めた。
そこでも全くひるむことなく、他馬が仕掛ける中でもクローリー騎手は手綱を持ったまま馬群を裁いて先頭に躍り出る。先に抜け出し、懸命に追われる昨年の優勝馬ミシュリフを横目にムチを1発、2発入れると一気に加速。悠々とストライドを伸ばし、最後は追うのをやめるほどの大楽勝を飾った。ミシュリフには何と6馬身もの差をつけた。
英競馬番組「レーシングTV」の公式ツイッターは「バーイードはパーフェクト、10点中10点」と文言を添えてレース映像を公開。海外ファンからは「アメージングでワンダフル」「信じられないパフォーマンス」「卓越的な騎手」「驚異的」「シンプルに輝いている」「モンスターだ」「素晴らしきチャンピオン」といったコメントが寄せられている。
また、英専門誌「レーシングポスト」も「インターナショナルSで瞬殺劇を披露したバーイードに称賛の嵐」との見出しで記事を掲載。「バーイードの大勝利に、観客たちは涎を垂らした。その中には元トップ騎手のジョン・ムルタも含まれる。ムルタはこの勝利を『この競技がずっと待ち望んだ最高のパフォーマンス』と称した」とし、過去に日本で騎乗経験があるジョン・ムルタ調教師のコメントも紹介した。
マイル無敗→中距離初挑戦のインターナショナルステークス圧勝は、2012年に同レースを制した“怪物”フランケルと同じ歩み。次走は未定だが、ファンの注目は高まるばかりだ。
(THE ANSWER編集部)