エンゼルス戦で出た困惑判定 不満を爆発させた投手「俺は5失点の責任を負うが…」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)の本拠地マリナーズ戦に「2番・DH」で先発出場し、4打数3安打で8月4日以来の猛打賞。チームは2-8で敗れたが、9回の守備では際どいボール判定をきっかけに失点を重ねた。“被害者”のジェシー・チャベス投手は「あの場面では決して起きてはいけない」「俺は5失点の責任を負うが彼は何もする必要がない」と球審に不満を示した。
マリナーズ戦の9回に起きた際どいボール判定とは
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)の本拠地マリナーズ戦に「2番・DH」で先発出場し、4打数3安打で8月4日以来の猛打賞。チームは2-8で敗れたが、9回の守備では際どいボール判定をきっかけに失点を重ねた。“被害者”のジェシー・チャベス投手は「あの場面では決して起きてはいけない」「俺は5失点の責任を負うが彼は何もする必要がない」と球審に不満を示した。
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際どい判定が生まれたのはエンゼルスが2-3で追いかける9回1死走者無しの場面。カウント2-2からチャベスが投じた一球は、画面に表示された長方形のストライクゾーンの内側に収まっていた。三振かと思われたが球審の手は動かず。マウンド上のチャベスも戸惑ったようにその場に立ち尽くした。これには現地の実況席からも「完全にストライクなはずです」「理解できません」と困惑の声が上がっていた。
チャベスは、この打席で四球を許すと、この後2ランを含め5失点した。実際の映像を米カリフォルニア州地元局「バリー・スポーツ・ウェスト」公式ツイッターが公開。文面には「公平に見て、ど真ん中ではなかった」と皮肉を綴った。試合後、米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者が自身のツイッターでチャベスのコメントを紹介。ベテラン右腕は球審への不満を爆発させた。
「人間はミスを起こす。でもあのような場面では起きてはいけない。自分は5失点の責任を負い、どのように立て直すかを考え出す。悲しいのは、彼は明日、三塁審として戻ってきて、何もする必要がない。説明責任がある。俺は2-2からの一球について、ここで答えているけど、これが答えであるべきじゃない。それは彼のやるべき仕事だ。自分も良い投球をしなきゃいけない。でもこのような試合で、あんなことは起きちゃいけないんだ」
38歳のチャベスは2008年のメジャーデビュー以来、合計9球団で15年間プレーしてきたベテラン。8月にトレードでブレーブスからエンゼルスに移籍。以降、7試合に登板し1勝を挙げている。
(THE ANSWER編集部)