世界1位を怒らせたファンの行動 無礼な「負け犬」呼ばわりに相手も嘆き「不快な態度」
カナダ・モントリオールで開催されたテニスの「ナショナルバンク・オープン」で、敗れた世界ランク1位のダニール・メドベージェフ(ロシア)に、現地のファンが「loser(負け犬)」と罵り、言い争いとなった。映像がSNSで拡散され、ロシアメディアもこの出来事を報道。勝利した相手も「不快な態度」とファンの行動を非難している。
敗れたテニス世界1位メドベージェフにファンが罵声を浴びせる
カナダ・モントリオールで開催されたテニスの「ナショナルバンク・オープン」で、敗れた世界ランク1位のダニール・メドベージェフ(ロシア)に、現地のファンが「loser(負け犬)」と罵り、言い争いとなった。映像がSNSで拡散され、ロシアメディアもこの出来事を報道。勝利した相手も「不快な態度」とファンの行動を非難している。
無礼なファンに対し、怒りがこみ上げてきたようだ。10日に行われた男子シングルス2回戦。メドベージェフはウィンブルドンで準優勝したニック・キリオス(オーストラリア)に7-6、4-6、2-6で敗れた。問題のシーンは試合後、コートを離れ、会場から去るメドベージェフに対し、現地のファンが「loser!」と大声で言い放ったのだ。
歩いていたメドベージェフは、この言葉に反応。踵を返し、そのファンの下へと詰め寄っていった。緊迫した雰囲気で、男性と数十秒ほど何やら言葉をかわしたあと、メドベージェフは立ち去って行った。
ロシア放送局「ロシアトゥデー」は「メドベージェフ、モントリオールのファンに『loser』と罵倒される」との見出しで記事を公開。「キリオスに敗れた後、彼を『loser』と罵るファンと言い争う動画が拡散された」「警備員たちも仲介した中で、メドベージェフは『なんて言ったんだ?』と返した。周りの人たちはメドベージェフに対して謝るよう言っていた」などと紹介されている。
ツイッター上には実際の映像が拡散されていたが、これに対戦相手のキリオスも反応。「不快な態度。ファンはリスペクトの気持ちを示さなくてはいけない」とファンの態度に不快感をあらわにしたほか、多くの海外ファンから非難が寄せられている。
(THE ANSWER編集部)