フォロワー327万人の「世界一SEXYなアスリート」 ドイツ陸上選手が語るSNSとお金の現実
世界陸上で周りの選手にバカンスの予定を聞くと「行かない、合宿だけで出費に…」
「それ(SNS)でいくらか稼ぐことができるので、掛け持ちで働かなければならないというのもなくなります」とシュミット。世界陸上に出場した際、リレーの他の女子選手に今年のバカンスの予定を聞くと、ほとんどが「行かない。合宿だけでかなりの出費になっているから節約しないと」と言われたエピソードを明かし、「多くの選手が前払いにしていて、競技をやることで(収支が)プラスではなくマイナスになっているんです」と訴えた。
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これを受け、「アスリートという職業の過酷さが過小評価されているのでは?」との質問を受けると、「ドイツにおいては、サッカー以外はスポーツが仕事であると認識されていないことが多いですね。1日4時間練習をしたらそれで終わりというわけにはいかず、その前後にもやることがありますから」とシュミット。国民的なスポーツであるサッカー以外は地位が低いという。
それでも、SNSは誹謗中傷を受けるなどのデメリットもある。「SNSのアンチコメントと言うネガティブな面を経験したことは」と聞かれたしュミットは「どちらかと言うと最もプレッシャーをかけているのは自分自身です。私は敗北を大きなモチベーションにしています。いつも勝っていたらつまらない。ただ、試合でいい結果が出ず、酷いコメントがついてしまうのは楽なことではないです」と率直な想いを明かした。
「けれども、私はそうした経験はあまりありません。私を勇気づけてくれるコメントをもらうことの方が多いですね」とも付け加え、SNSの存在を前向きにとらえている様子。シュミットは厳しい競技環境を整えるため、SNSも活用しながら奮闘している。
(THE ANSWER編集部)