女子ゴルフの歴史塗り替えた勝みなみ 87連続ノーボギーに驚き「えっ、記録って…」
女子ゴルフの国内ツアー、NEC軽井沢72ゴルフトーナメントは12日に軽井沢72ゴルフ北C(6679ヤード、パー72)で開幕した。ツアー通算7勝の勝みなみ(明治安田生命)は5バーディー、1ボギーの68で回り、4アンダーの6位発進。14番まで87ホール連続ボギーなしとし、ツアー最長記録を一つ更新した。7アンダーの石井理緒(サーフビバレッジ)が単独首位。
NEC軽井沢72ゴルフトーナメントが開幕
女子ゴルフの国内ツアー、NEC軽井沢72ゴルフトーナメントは12日に軽井沢72ゴルフ北C(6679ヤード、パー72)で開幕した。ツアー通算7勝の勝みなみ(明治安田生命)は5バーディー、1ボギーの68で回り、4アンダーの6位発進。14番まで87ホール連続ボギーなしとし、ツアー最長記録を一つ更新した。7アンダーの石井理緒(サーフビバレッジ)が単独首位。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」(W-ANS ACADEMYへ)
勝が女子ゴルフの歴史を塗り替えた。187ヤードの前半3番パー3で1メートルにつけてバーディー。4番は4メートルのパットを沈め、連続バーディーだ。6番は残り158ヤードから70センチにつけてバーディー。ショットも冴え、迎えた14番をパーとした。これで連続ボギーなしの記録が87ホールに。記録が残る1990年以降では、山下美夢有(加賀電子)の持つツアー最長記録を1ホール更新した。
2週前に女子では4日間大会史上初のノーボギー優勝を達成。前週はAIG全英女子オープンで予選落ちしたが、帰国後に休みなしでなんとか記録を更新した。直後の15番を落とし、記録はストップ。記録が生まれたラウンドについて驚きをもって振り返った。
「時々ドライバーが曲がって凌ぐパーとかあったんですけど、でもバーディーが先に来てくれたりとか、アイアンショットがすごく良かったので、それでカバーしてアンダーでまとめられたかなっていう一日でした。(新記録は)全然意識してなかったです。誰かにさっき『新記録だよ』って言われて、『えっ、記録』って思って」
記録を意識していたら何か変わってたかという問いには「あると思います。ただ、もう全然先の方でボギー打ってたと思います」とコメントした。ボギーが少ない背景には、心の成長があるという。
「だいぶ成長を感じますね。これこそメリハリというか、獲れるホールは獲っていくけど、守るホールでは守っていくっていうのができてきてるんじゃないかというふうに思う。どこからでもピンを狙っていくのではなくて、グリーンにとりあえず乗せておけば、5メートルでも、6メートルでもバーディーパットはバーディーパットなので、それを入れたらバーディーだからっていう気持ちの余裕みたいなのが出てきました」
出場2戦連続も視野に入る3打差の6位発進。「ここは本当バーディー合戦になる1週間だと思うので、1つでも多くバーディーを獲るために、コースマネジメントをしっかりしたいなと思います」と意気込んだ。
(THE ANSWER編集部)