モリーナが球審の転倒を防ぐ

　米大リーグで打球が直撃した球審の転倒を防いだレジェンド捕手の“神対応”に称賛が集まっている。米メディアが動画を公開すると、「尊敬しかない」「良いヤツだな」などの声が集まっている。

　7日（日本時間8日）、カージナルスが本拠地にヤンキースを迎えた8回2死一塁の守備だった。打者ホセ・トレビーノのファウルが球審のマスクに直撃。球審はよろめいてしまった。背後の様子に気付いた捕手のヤディアー・モリーナがすかさず“バックハグ”。打者のトレビーノも正面に立ち、敵味方関係なく転倒を防いだ。

　打球の直撃は脳震盪などにつながりかねないだけに、咄嗟の行動が光った。米ポッドキャストメディア「ジョムボーイ・メディア」公式ツイッターが実際の動画を公開した。文面に「モリーナとトレビーノは球審の転倒を防いだ。球審は試合に留まっている」と添えると、米ファンからは「リスペクト！」「拍手」「最高の捕手による神対応」「良いヤツだな」「素晴らしい」「モリーナはレジェンド」「尊敬しかない」などの称賛の声が集まっている。

　モリーナはカージナルス一筋19年の40歳。通算2144安打で、9度のゴールドグラブ賞と10度の球宴選出に輝いている。試合はカージナルスが12-9で勝利した。