ジョニー黒木の長女もロッテ“入団” 合格率4.5%、受験時に熱い檄「そんな甘くない」
「ゾクゾク」を感じた佐々木朗希の完全試合
――プロ野球球団のチアパフォーマーには、小さい頃から興味があったのですか。
そうですね。野球も好きで、ダンスも好きだったので、グラウンド内で踊っている「M☆Splash!!」や他球団のチアの方をみるとキラキラして見えました。そのあと、ちゃんと職業として考えた時に、大好きなダンスを、大好きなマリーンズでやれるというのは大きな魅力でしたし、「M☆Splash!!」に入りたい気持ちは強くなっていました。
――MEIさんが最も感じていた「M☆Splash!!」の魅力はどんなところですか。
自分が大好きな球団のチアというのもありますが、他球団以上にスタイリッシュでカッコいいという印象が強かったです。チアにもいろんな球団のいろんなカラーがあると思いますが、「M☆Splash!!」はオールジャンルといいますか、いろんな分野のダンスをしていて、パワーもあるチームだと思っていたので。
――入団は「夢」とも仰られていましたが、実際に活動を始めた今年、特に記憶に残る出来事はありますか。
2試合あります。1つはオープン戦で自分がデビューした日。今までスタンドから見ていたものがグラウンドからの景色になった時に、鳥肌が立ちました。
もう1つは、佐々木朗希投手が完全試合をした時に、勝利演出でグラウンドに立った時。観客の皆さんの「ウワァー!!」って盛り上がりがゾクゾクっとしました。私たちも試合中から凄いことになっているとは分かっていたんですけど、スクリーンに文字がドンって出た時に「ヤバイ……」って(笑)。お客さんの反応も凄く近くで見られたので、なおさら実感しました。
――MEIさんは「M☆Splash!!」の一員となる前、アルバイトや一般企業でのお仕事も経験されながら夢を叶えました。ダンスを仕事として生きていきたい人、これからダンスをやってみたい子供たちに伝えられることはありますか。
趣味の範疇で楽しむというのは誰でもできると思いますが、仕事にするとなると厳しい世界。分かってはいたけれど、今になってなおさら痛感しています。
自分の得意不得意があると思いますが、とにかく得意なもの、好きなものを伸ばすのが私は大事だと思っています。その中で基礎、最初に段階を踏まなければならないものを理解していかないと、応用は効かないのではないかと感じていますし、得意なことで1から順に突き進んでいくのが一番じゃないかと思います。
――最後に今後の活動で実現させたいことを聞かせてください。
ショーのダンスナンバーだとか、グラウンド内のパフォーマンスの振付を、いつか自分たちでプロデュースも出来ればいいなと考えています。憧れの「M☆Splash!!」が今以上に世に広まるように、何かしらで貢献できればいいなと考えています。
■MEI(めい)
千葉・浦安市出身。3歳からクラシックバレエを始め、ジャズダンスや舞台など様々なジャンルのダンスに挑戦。高校時代は野球部の夏の大会のチアリーダーも経験した。昨年の「M☆Splash!!」オーディションを受験し、募集200名の中から合格者9人の中に残った。今年3月のオープン戦でデビュー。身長154センチ。趣味は野球観戦、読書、ボディコンディショニング。特技は三点倒立、ライアン投げ。父はロッテに13年間所属し、最多勝1回、最高勝率1回を受賞した野球解説者の黒木知宏氏。
(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)