喜び爆発、伊藤美誠 衝撃の番狂わせをITTFが称賛「前評判に反し、リベンジ果たした」
卓球の荻村杯ジャパン・オープンは10日、最終日を行い、女子シングルス決勝では世界ランク6位の伊藤美誠(スターツ)が同3位の王曼イク(中国)を4-2で破り初優勝。男子シングルスでも、世界ランク10位の張本智和(エリートアカデミー)がロンドン五輪金メダリストの張継科(中国)に4-3で逆転勝ちし、日本勢のアベックVを成し遂げた。
過去6戦全敗の中国の新鋭を倒して、福原愛以来日本人2人目の頂点に
卓球の荻村杯ジャパン・オープンは10日、最終日を行い、女子シングルス決勝では世界ランク6位の伊藤美誠(スターツ)が同3位の王曼イク(中国)を4-2で破り初優勝。男子シングルスでも、世界ランク10位の張本智和(エリートアカデミー)がロンドン五輪金メダリストの張継科(中国)に4-3で逆転勝ちし、日本勢のアベックVを成し遂げた。
伊藤が10代対決を制し、頂点に上り詰めた。第6ゲーム、11-10で迎えたマッチポイント。伊藤のバックハンドレシーブに、相手の強打がアウトに。頂点に上り詰め、ガッツポーズしながらぴょんぴょんと飛び跳ねて喜んだ。
2013年の福原愛以来、5年ぶり、同種目では日本人史上2人目のジャパンオープン制覇。国際卓球連盟(ITTF)は中国の新鋭を相手に番狂わせを起こした、日本の期待の星を称えている。
「前評判に反して、ミマは日本人としてジャパン・オープン史上2人目の優勝を果たした。過去6戦全敗であった王曼イク(中国)に北九州でリベンジを果たした」
公式サイトでこう伝えている。過去の対戦は6戦全敗。世界ランクでも相手が上で、下馬評は不利だった。この日の午前中に行われた準決勝でも陳幸同(中国)を0-3という絶望的な状況から大逆転勝利を飾っており、驚異の粘り強さを発揮した格好だった。
「王にはプレッシャーがかかっており、第5ゲームをとったことで流れが変わり始めるかとも思われたが、第6ゲームではポイントを連取した地元である日本期待のイトウが、歓喜する結果となった」
卓球王国、中国の上位勢を連破して頂点に立った伊藤。男子の張本との10代コンビは、今や世界のトップに肩を並べる存在となった。
(THE ANSWER編集部)