楽天スーパーレディース最終日

　女子ゴルフの国内ツアー・楽天スーパーレディースは31日、兵庫・東急グランドオークGC（6616ヤード、パー72）で最終日が行われた。勝みなみ（明治安田生命）が1バーディー、ボギーなしの71で回り、通算22アンダーでツアー通算7勝目（アマ時代を含む）。4日間大会をボギーなしで優勝するのは史上初。5打差の2位だった昨季賞金女王・稲見萌寧（Rakuten）は「このゴルフをされたら勝てる人はいない」と称賛した。

　最終日最終組で回った勝と稲見。9打差から昨季賞金女王は猛追した。前半で3バーディーを重ね、後半も2つ伸ばす好プレー。終わってみれば6バーディー、1ボギーの67だった。通算17アンダーと伸ばし続けたが、勝には及ばず。18番終了直後に熱いハグを交わした。ラウンド後はこう振り返った。

「初日、最終日と伸ばせたので良かったというのと、最終日はショットが良い感じの時に戻ってきたのも何箇所かあったので、完全にはまだ良い感じではないけど、光がまた見えたかなと感じました」

　同組で快記録をマークした勝に対しては、「昨日は飛ぶし、曲がらないし、ウェッジの距離感もすごくて、パッティングも入っていて、このゴルフをされたら勝てる人はいないなという感じでした」と脱帽。「そのなかで最終日、差を縮められたらという目標だったので、それが果たせて良かったです」と及第点を与えた。

　今週は所属の楽天が冠スポンサーの大会だ。ホステスプロとして「上手く大会を盛り上げられたかなと感じた。結構スコアも伸ばせたけど、みなみさんがぶっちぎって凄すぎた感じでしたので、熾烈な2位争いを勝ち抜いて良かったです」とコメント。今後に向けて「ショットの完成度を上げていって、チャンスをもっと作っていって、なるべく早く今季2勝目を挙げれたらと思います」と前を向いた。