大谷から今季5打数5安打だったレンジャーズのハイムの打席中に…

　米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は28日（日本時間29日）、本拠地レンジャーズ戦に「1番・投手兼DH」で先発。6回11奪三振2失点で6敗目（9勝）を喫し、104年ぶりとなる2桁勝利＆2桁本塁打の歴史的快挙は次回登板に持ち越しに。この試合、大谷の“天敵”となっている打者の電光掲示板が話題になった。

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　大谷の世紀の大記録がかかった一戦、話題になったのがレンジャーズで3番を打ったヨナ・ハイム捕手の電光掲示板だ。打席に入った際に表示されたのは、ハイムの顔写真とともに「もし、彼が娘を持ったらアナと名付けことを真剣に考えるべき」というメッセージだった。

　ハイムにアナの名前がつけば「アナ・ハイム」に……。エンゼルスのホームタウンと同名になる。つまり、ダジャレだ。

　MLB公式サイトのサラ・ラングス記者が「!!!」と驚きを表現した感嘆符とともに実際の画像をツイッターで紹介すると、米ファンからは「アナハイムの掲示板管理してる人は面白いな」「Hahahahah」「爆笑」「彼の妻がエンゼルスファンなら可能性あるな……」「歴史に残るスコアボードだ」「一瞬分からなかったけど面白いわ」「スコアボードの管理人はA+だ」と笑いが起こった。

　また、ハイムは今季大谷から5打数5安打を記録するなど、エンゼルスはお得意様。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のエンゼルス番、ジェフ・フレッチャー記者は「エンゼルスに相性が良いからね」とツイッターに投稿し、球場側の愛と自虐のこもったメッセージと推測した。いずれにせよ、アメリカらしいウィットに富んだ演出であることには違いない。

　なお、ハイムはこの日も第1打席で大谷からヒットを打ち、一時は6打数6安打に。以降2打席は凡退したものの、今季の対戦成績は8打数6安打、打率.750となった。