楽天スーパーレディース第2日

　女子ゴルフの国内ツアー・楽天スーパーレディースは29日、兵庫・東急グランドオークGCで第2日が行われ、4位から出た安田祐香（NEC）が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算9アンダーの2位タイに浮上した。前夜は熱中症とみられる体調不良があったというが、朝になって回復し、18ホールを戦い抜いた。

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　暑さに耐え、安田が浮上した。

「昨日も今日もパターが凄く良くて、6メートルのバーディーが決まってくれたし、3、4メートルのパーも2回入ってくれた」

　前半の10、13、14番、後半の2番といずれも6～7メートルのパットを沈め、笑みをこぼした。一方で、第3日に向けて「体調が良くないので、しっかりここから休んでリセットできるように」と言う通り、アクシデントがあった。

　朝一番のラウンドのため、前夜は午後8時半に就寝したが、深夜0時頃に寒気で目が覚めた。熱が39度近くあり「あまり寝られなかった」という。本人によると熱中症による症状とみられるが、薬を服用して朝には平熱に下がった。

　それでも「頭がぼーっとしている」といい、全快ではなかった。ラウンド中に極力しゃがまないようにするなど、体力を消耗しないように配慮しながら、前日に続く猛暑の中でプレー。18ホールを戦い、首位を狙える位置につけた。

　パット好調の要因には、キャディーも務める姉・美祐さんのススメで購入したパターマットでの練習があると明かした安田。「お姉ちゃんが買ってくれました」という。支えてくれる姉のためにも、地元大会の残り2日間も全力を期す。