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小祝さくらが、脇元華が…夏の女子ゴルフ、先週誕生した“ミラクルショット”を回顧

先週行われた女子ゴルフの国内ツアー「大東建託・いい部屋ネットレディス」は、菊地絵理香(フリー)が通算20アンダーで優勝した。スーパーショットが幾度となく飛び出し、観客を魅了した今大会。女子プロたちのプレーを改めて振り返る。

「大東建託・いい部屋ネットレディス」に出場した小祝さくら【写真:Getty Images】
「大東建託・いい部屋ネットレディス」に出場した小祝さくら【写真:Getty Images】

大東建託・いい部屋ネットレディスではスーパーショットが連発

 先週行われた女子ゴルフの国内ツアー「大東建託・いい部屋ネットレディス」は、菊地絵理香(フリー)が通算20アンダーで優勝した。スーパーショットが幾度となく飛び出し、観客を魅了した今大会。女子プロたちのプレーを改めて振り返る。

〇“ワンバンイーグル”→ダンクイーグル 小祝さくら、連日の衝撃ショット

 まず注目を浴びたのは、2日目に“ワンバンイーグル”を繰り出した地元北海道出身・小祝さくらだった。14番パー5、第3打。ボールはグリーンに着弾すると、大きく跳ねてピン方向へ……なんとワンバウンドでそのままカップインしてしまった。「カコーン!」と音を立てた後、小祝も信じられない様子で思わず笑顔を浮かべていた。

 これで終わらない。翌日の13番パー4。フェアウェーからの2打目でアイアンを強振すると、ボールは高い弾道からカップに飛び込む。「カコ~ン」という気持ちのいい音がコース内に鳴り響く、ダンクイーグルとなった。連日のスーパーショットに、近くにいた三ヶ島かなとハイタッチした。

 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)公式ツイッターが「“ワンバンイーグル”の次は
“ダンクイーグル”…!!」などと動画で脚光を浴びせると、「ゲームよりエグいw」「皆のゴルフかよ」などと驚きの声が集まった。今大会は18アンダーの3位。上位争いで地元を盛り上げた。

〇小祝さくらから刺激を受けた三ヶ島かな、直後に見せた圧巻―グル

 3日目、三ヶ島かなは13番で同組・小祝のダンクイーグルを目撃。「私にも一つくらい来てくれてもいいのにな」と考えていた矢先、15番パー4でスーパーショットが生まれた。残り104ヤードの位置から50度ウエッジで放った一打はピン横10センチに落ち、そのままカップインでイーグルとなった。今大会は19アンダーの2位で惜しくも優勝に届かず。それでも久々の優勝争いで盛り上げた。

〇脇元華、本人も気づかなかった仰天イーグルに反響 キョトン顔から一転の笑顔

 3日目、10番パー5でスーパーショットを披露したのが脇元華だ。フェアウエーからの第3打はグリーン奥のカラーに着弾。そのまま止まるかと思われたが、ボールに強烈なスピンがかかっていたため、グリーンに戻ってきた。ボールはラインに乗り、何とそのままカップイン。見事なイーグルとなった。

 しかし、カップインしたことに気づかない脇元は、奥に打ち込んだと思ったのか、やや落ち込んだ表情。それでもグリーン周辺で拍手が沸き起こっていることにきょとんとした様子だったが、しばらくしてイーグルを奪ったことを知らされると、はにかんだような表情に。控えめにガッツポーズを見せていた。脇元は11アンダーの10位。今季初のトップ10入りだった。

〇吉田優利&森田遥が起こした“奇跡” ファンも「どんな世界や」と驚き

 最終日にはミラクルも起きた。6番パー3、最初に打った吉田がピン横20センチにつけるスーパーショットを見せると、森田も続く。似たような弾道でグリーンに一直線。ワンバウンドして転がったボールは、先に止まっていた吉田のボールに当たって止まった。映像を見たツイッター上のファンからは「どんな世界や」と驚きの声も上がっていた。

 今週は28日から楽天スーパーレディース(千葉・東急グランドオークGC)が開幕。どんなプレーが飛び出すか、今から待ち遠しい。

(THE ANSWER編集部)

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