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【世界陸上】明暗分かれた日本リレーを土江D総括 予選敗退400m「必要な負けに」4位1600m「世界に近づいた」

オレゴン世界陸上が24日(日本時間25日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで最終日が行われた。男子4×400メートルリレー決勝では、19年ぶり決勝進出を果たした日本(佐藤風雅、川端魁人、ウォルシュ・ジュリアン、中島佑気ジョセフ)はアジア新記録2分59秒51の日本歴代最高4位で入賞となった。日本陸連・土江寛裕短距離統括ディレクターは、予選敗退となった男子4×100メートルリレーを含め、リレー2種目を総括。「明暗が分かれる結果となった」と語った。

19年ぶり決勝進出を果たした男子日本代表【写真:ロイター】
19年ぶり決勝進出を果たした男子日本代表【写真:ロイター】

オレゴン世界陸上

 オレゴン世界陸上が24日(日本時間25日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで最終日が行われた。男子4×400メートルリレー決勝では、19年ぶり決勝進出を果たした日本(佐藤風雅、川端魁人、ウォルシュ・ジュリアン、中島佑気ジョセフ)はアジア新記録2分59秒51の日本歴代最高4位で入賞となった。日本陸連・土江寛裕短距離統括ディレクターは、予選敗退となった男子4×100メートルリレーを含め、リレー2種目を総括。「明暗が分かれる結果となった」と語った。

 4×400メートルリレーでアジア新記録を叩き出し、世界4位となった日本。一方、全員初出場(坂井隆一郎、鈴木涼太、上山紘輝、柳田大輝)となった4×100メートルリレーは予選でバトンミスがあり失格に。3大会連続となるメダル獲得はならなかった。

 土江ディレクターは「4継(400メートル)とマイル(1600メートル)で明暗が分かれる形になった」と総括。4×100メートルについてはサニブラウン・ハキームが疲労、小池祐貴を新型コロナ陽性で欠く布陣となり「大きく影響した」と語った一方で収穫も挙げた。

「でも、経験したことがない選手だけだったので、若いメンバーでどこまでいけるかというチャレンジにはなった。世界で決勝に残る、メダルを獲ることがここ数年、当たり前になっている中で、難しさを選手たちが感じることができたのは今回のチャレンジの一つの成果です」

 パリ五輪に向けては山縣亮太、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥らの名前を挙げ、「これまで引っ張ってきた選手たちも含めて目指していくなかで、今回の選手が生き残り、ベテラン選手とブレンドされたチームが来年、再来年に作っていければ結果につながっていくんじゃないか。必要な負けになると信じている」と話した。

 東京五輪に次ぐバトンミスが起きたことについては「2年連続で失敗したところはあるけど、意味合いが違う。去年は集大成として臨んだ五輪、今年は新しいメンバーで次に向けて臨んだ大会。違った意味で、将来から見た時に収穫の一つだったと言える結果につなげたい」と強調し、教訓とすることを誓った。

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