集団内転倒を神回避した決定的瞬間 “陸上の格闘技”1500mで生まれた「信じ難い跳躍」【世界陸上】
オレゴン世界陸上は17日(日本時間18日)、米オレゴン州ユージンで第3日が行われた。男子1500メートル準決勝では転倒のアクシデントを素早い反応で地元選手が神回避。決勝進出を決めた。米メディア関係者がその決定的瞬間を紹介し、驚きの声が広がっている。
オレゴン世界陸上男子1500メートル準決勝でハプニング
オレゴン世界陸上は17日(日本時間18日)、米オレゴン州ユージンで第3日が行われた。男子1500メートル準決勝では転倒のアクシデントを素早い反応で地元選手が神回避。決勝進出を決めた。米メディア関係者がその決定的瞬間を紹介し、驚きの声が広がっている。
咄嗟の判断で危機を凌いだのは、ジョシュア・トンプソン(米国)だ。
男子1500メートル準決勝第2組について、ニューヨークを拠点にメディア事業を手掛けるデビッド・モンティ氏は、自身のツイッターで「世界陸上1500メートル準決勝、300メートル地点で転倒したケニアのクマリ・タキを避けるジョシュア・トンプソンの信じ難い跳躍」と紹介した。
掲載したのは、1枚の写真。集団内で転倒したタキを直後のトンプソンが飛び越えている瞬間だ。「陸上の格闘技」と呼ばれる種目の一つ、1500メートルでは接触による転倒は珍しくなく、位置取りやアクシデントへの対応力も求められるが、それがまさに切り取られた場面だった。
海外ファンからも「同じくらい素晴らしい写真」「なんという写真!」という驚きの声が寄せられていた。
神反応でアクシデントに巻き込まれなかったトンプソンは、シーズンベストとなる3分35秒55をマーク。組7着だったが、タイムで拾われて決勝進出を果たした。転倒したタキは起き上がって完走したものの、他選手から大きく遅れた3分50秒15で組最下位となる12着で敗退した。
男子1500メートル決勝は19日(同20日)に行われる。