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サニブラウンが歴史的快挙! 世界陸上男子100m日本人初の決勝進出、準決で堂々の10秒05

オレゴン世界陸上が16日(日本時間17日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで第2日が行われた。男子100メートル準決勝では、サニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)が10秒05(向かい風0.3メートル)の1組3着。同種目では日本人初の決勝進出となった。決勝は同日午後7時50分(日本時間午前11時50分)に行われる。

オレゴン世界陸上、男子100メートル準決勝に出場したサニブラウン・ハキーム【写真:Getty Images】
オレゴン世界陸上、男子100メートル準決勝に出場したサニブラウン・ハキーム【写真:Getty Images】

オレゴン世界陸上

 オレゴン世界陸上が16日(日本時間17日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで第2日が行われた。男子100メートル準決勝では、サニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)が10秒05(向かい風0.3メートル)の1組3着。同種目では日本人初の決勝進出となった。決勝は同日午後7時50分(日本時間午前11時50分)に行われる。

 サニブラウンが歴史的快挙だ。ブロメル(米国)、ブレイク(ジャマイカ)ら世界の強豪がひしめく第1組、好スタートから序盤は先頭を伺う大接戦。後半も大きく失速することなく、シンビネ(南アフリカ)、ブロメルに続く3着。自動進出の2着は逃したものの、以降2組の結果、タイムで拾われ、決勝進出となった。

 レース直後には「いい形で出られたけど、後半はもっとまとめられた。強い選手はここで合わせてくるとものすごく感じた。決勝に残ったらもうよーいどんなんで全力でいってやろうかな」と話していた。

 1983年から始まった世界陸上では、男子100メートルで決勝に進出した日本人はいない。200メートルでは、03年パリ大会で末続慎吾が銅メダルを獲得。サニブラウンが17年ロンドン大会で7位入賞した。五輪の短距離では、1932年ロス大会100メートル6位の吉岡隆徳のみだ。

 サニブラウンは15日(同16日)の予選で9秒98(向かい風0.3メートル)をマークし、組1着だった。全体の上位11人で唯一の向かい風。好条件とは言えない中、6番手のタイムを叩き出した。9秒台は19年6月に自己ベスト9秒97を出して以来、自身3度目だった。

 16歳だった2015年北京大会は、200メートルで大会史上最年少の準決勝進出を果たした。19年ドーハ大会は100メートル準決勝でスタート時にピストル音が聞こえないアクシデント。出遅れたが、決勝進出まで0秒03に迫る10秒15(向かい風0.3メートル)だった。

(THE ANSWER編集部)

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