守備の名手はスキを突くのも名人級! 決勝本盗に指揮官絶賛「そうそう起こり得ない」
昨年もホームスチールを決めているバエス、複数回の成功者は現役で9人目
記事ではこう伝え、カブスがこのプレーをスプリングトレーニングから練習していたことを紹介している。
マドン監督は「そうそう起こり得ることではないし、間違いなく全てが揃った状況であった」と説明。メッツは左腕のマッツがバエスに背を向けており、かつ一塁走者のコントレラスが大きめのリードを取ることのできる状態だったことも伝えている。
「我々が狙っていたことだし、今日は万全の状況であった」とマドン監督がしてやったりとばかりに振り返れば、バエス自身もこのプレーについて言及している。
「マッツが動き出した時、彼は僕のことが見えないんだ。どれだけ彼が足を高く上げるかを見ていた。もし本塁へ投球するとすれば、三塁へ戻っていただろう。マッツが時間をかけて一塁へ投じたので、一気に(本塁へ)向かった。決まって嬉しいね」と会心のプレーに胸を張っているようだ。
MLB公式サイトによると、バエスは過去にも本盗に成功している。2016年のナ・リーグ・チャンピオンシップシリーズの第1戦で、レギュラーシーズンでは2017年8月30日のパイレーツ戦に続いて今回が2度目だ。現役選手で本盗を複数回決めているのは、9人しかいないという。
このシーンをカブス公式ツイッターも紹介。「ハビーにはもう驚かされないよ」「MLBで最もエキサイティングな選手」「バエスならでは、だ。ベストのプレーをしている」「驚かないよ、だってハビーだから!」などのコメントが相次いでいた。アクロバティックなプレーを提供し続けてきたバエスの躍動っぷりにファンも慣れてきたようだ。
(THE ANSWER編集部)