鈴木誠也、復活ランニング弾に地元メディアも熱狂「ハリウッド的」「言葉を失った」
カブスの鈴木誠也外野手が4日(日本時間5日)、敵地ブルワーズ戦に「4番・右翼」で出場。39日ぶりのメジャー復帰戦で、9回に一時勝ち越しとなる5号ランニング本塁打を放つなど4打数2安打1打点と躍動した。相手の守護神から打った一撃に、地元メディアも「ハリウッド的」「言葉を失った」と称賛を送っている。
ブルワーズ戦で39日ぶりに復帰
カブスの鈴木誠也外野手が4日(日本時間5日)、敵地ブルワーズ戦に「4番・右翼」で出場。39日ぶりのメジャー復帰戦で、9回に一時勝ち越しとなる5号ランニング本塁打を放つなど4打数2安打1打点と躍動した。相手の守護神から打った一撃に、地元メディアも「ハリウッド的」「言葉を失った」と称賛を送っている。
激走後、ガッツポーズも飛び出た。1-1の同点で迎えた9回1死走者なし。鈴木は相手の守護神ヘイダーが投じた95マイル(152.9キロ)速球を強振。打球は中堅フェンスの角度のついた部分に直撃し、無人の右中間方向へと転がっていった。中堅手オルテガが慌てて追いかける中、鈴木も全力疾走。一挙ホームを狙った。捕手のタッチをかわして滑り込み、ホームイン。ベンチもお祭り騒ぎとなった。
復帰戦でいきなり結果を残した鈴木に、地元メディアも称賛を送った。米地元放送局「NBCスポーツ・シカゴ」は「オールスター級の投手、ジョシュ・ヘイダーからランニング本塁打を打った」と、通算121セーブをマークしている投手からの一打を報道。「セイヤ・スズキが復帰したカブスはハリウッド的なエンディングだった」としながらも、チームがその裏に追いつかれて2-5で敗れたことを無念がった。
またカブス専門メディア「ブリーチャー・ネーション」は、ブレット・テイラー記者の記事を掲載。「私は言葉を失った。地上から浮いていたと思うし、起きた現象を説明することはできなかった。正気を失ったのである。家族は私がおかしくなったと思ったようだ」と、この一打に自身が大興奮した様子を伝えていた。鈴木は7回にも右前打を放ってマルチ安打をマーク。復帰戦でいきなり結果を残した。
(THE ANSWER編集部)