エンゼルス走者、騙されたボーンヘッドで一塁コーチにも米辛辣「最悪」「絶叫してよ」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、敵地アストロズ戦に「3番・DH」で先発出場。4打数1安打1打点だったが、チームは2-4でサヨナラ負け。このカード3連敗で借金7となった。この試合、安打で出塁したエンゼルス選手が、忍び寄る敵軍捕手の存在に気付かずタッチアウトとなる場面も。米記者は「警告しなかった一塁コーチはいい仕事をしたと言えない」と厳しく指摘している。
安打で出塁したウォードが痛恨のミス
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、敵地アストロズ戦に「3番・DH」で先発出場。4打数1安打1打点だったが、チームは2-4でサヨナラ負け。このカード3連敗で借金7となった。この試合、安打で出塁したエンゼルス選手が、忍び寄る敵軍捕手の存在に気付かずタッチアウトとなる場面も。米記者は「警告しなかった一塁コーチはいい仕事をしたと言えない」と厳しく指摘している。
ボーンヘッドだ。エンゼルス1点リードの5回2死、4番のウォードが右前打で出塁。軽くオーバーランし、一塁ベースに戻ろうかというところだった。相手の二塁手アルトゥーベが一塁に山なりに送球。しかし、一塁手のグリエルはベースから離れており、誰もいないはず……。困惑したウォードは、ボールを受け取ろうかという仕草すら見せていた。
しかし、背後にはアストロズの捕手マルドナドが忍び寄っていたのだ。直前で気付いたのか、ウォードも慌ててベースに足をつける。タッチされ、一度はセーフと判定されたが、リプレー検証でアウトに覆ってしまった。アストロズファンは大喝采だ。
ツイッター上の米ファンからは“騙された”ウォードのミスを指摘する声もあったが、米記者らからはデーモン・マショア一塁ランナーコーチへ厳しい声も向けられた。米地元紙「ロサンゼルスタイムズ」のマイク・ディジョヴァンナ記者は「アストロズの捕手がテイラー・ウォードに忍び寄っていることを警告しなかった一塁コーチ、デーモン・マショアは良い仕事をしたとは言えない。こんなミスをしているようじゃ良いチームにはなれない」と辛辣だった。
米地元ラジオ局「KLAA」の番組「スポーツ・ロッジ」でホストを務めるロジャー・ロッジ氏も「一塁コーチからはゼロヘルプ。最悪」と反応。マショアコーチは直前に何か言葉を発しているようではあるが、米データ分析会社「コディファイ・ベースボール」公式ツイッターは「一塁コーチにはここで絶叫してほしかった」ともっと大げさでよかったとした。
ジョディヴァンナ記者の投稿には米ファンからも「残念なコーチ陣」「リトルリーグだ」「コーチは勝ちたくないのか」「残念ながらタフなシーズン」などとコメントが寄せられた。流れを変えられたエンゼルスはこの裏に同点に追いつかれ、最後はペーニャにこの日2本目の11号サヨナラ2ランを被弾。攻撃陣も球団ワーストの20三振を喫してしまった。
(THE ANSWER編集部)