大谷翔平の本塁打に大喜びした1人の少女 中継に一瞬映って「可愛いチア」と話題に【6月の二刀流】
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は、6月は投手として5試合に登板して4勝1敗、防御率1.52。29イニング2/3で38奪三振をマークしたほか、打者としては打率.298、6本塁打、17打点をマークした。投手で月間4勝&打者で月間6本塁打はMLB史上初の快挙。歴史的な1か月を送った大谷の名珍場面を振り返る。今回は「番外編」。今や米国でも老若男女に愛される存在となった二刀流スター。6月の大活躍に、ちびっこから敵地のファンまで魅了されていた。
4勝&6発の6月を振り返る、番外編
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は、6月は投手として5試合に登板して4勝1敗、防御率1.52。29イニング2/3で38奪三振をマークしたほか、打者としては打率.298、6本塁打、17打点をマークした。投手で月間4勝&打者で月間6本塁打はMLB史上初の快挙。歴史的な1か月を送った大谷の名珍場面を振り返る。今回は「番外編」。今や米国でも老若男女に愛される存在となった二刀流スター。6月の大活躍に、ちびっこから敵地のファンまで魅了されていた。
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○6月25日(同26日)、本拠地マリナーズ戦「衝撃16号に大喜びのチア少女」
衝撃のアーチで1人の少女が話題になった。0-1で迎えた3回2死、大谷はマリナーズの先発右腕ギルバートの内角直球を完璧にとらえた。打球は右中間席中段に飛び込む特大141メートルの16号。同点に追いつく豪快弾はエンゼルスタジアムを一気に熱狂させた。大谷がダイヤモンドを一周する中で、中継映像に映ったのが1人の少女。赤のチアリーディングのコスチュームとポンポンを持ち、喜びを表現するように飛び跳ねて笑顔を咲かせた。
この試合はNHK-BSで生中継。日本のネット上でも見逃さなかった視聴者から「かわいいチア」「女の子も大喜び」との声が上がる微笑ましいシーンになった。キャリア4番目という一発は、米国の記者からも「ショウヘイ・オオタニが2002年のワールドシリーズでバリー・ボンズが飛ばしたところまで打球を運んだ」と評された特大弾に。ちびっこも思わず、踊り出してしまうほどのインパクトを与えていた。
○6月9日(同10日)、本拠地レッドソックス戦「14連敗ストップの裏で…」
大型連敗を止めたヒーローになった。「2番・投手兼DH」で先発出場した試合、大谷は打っては1点を追う5回1死一塁に逆転12号2ラン。投げても101マイル(約162.5キロ)を計測するなど剛速球を連発し、7回4安打1失点4勝目を挙げた。ジョー・マドン監督の解任につながった連敗を14でストップ。ついにエンゼルスに光をもたらす、リアル二刀流の活躍となった。この日、話題になったのは米放送局「NFLネットワーク」で解説を務めるアダム・ランク氏と娘のエピソードだ。
自身のツイッターで「私は寝ている娘を起こし、エンゼルスが勝ったことを伝えた。彼女は私の方を見て微笑み、彼女のオオタニのくまのぬいぐるみをハグし、再び眠りに戻った」と紹介した。心温まる出来事に「なんて可愛いの」「愛らしい」「プライスレスだね」「素晴らしい」「あなたは素晴らしい父親だ」「私たちはみんな昨夜、よく寝られた」「オオタニのくまの人形? どこで買えるの?」などの反響がコメント欄に寄せられた。
○6月16日(同17日)、敵地マリナーズ戦「敵地にまで増殖した二刀流ファン」
二刀流のファンは敵地にまで増殖している。この日も「3番・投手兼DH」のリアル二刀流で出場した大谷。6回5安打無失点の好投で今季5勝目を挙げたが、同地区ライバルの本拠地にもかかわらず、試合前に意外なシーンがあった。ブルペンでウォーミングアップする背番号17。すぐ近くの観客席には、大谷を一目見ようとファンが詰めかけ、スマートフォンを構えて、すし詰め状態に。「大谷」と漢字で書かれた垂れ幕、マリナーズグッズを身に着けたファンの姿もあった。
エンゼルスの地元地元局「バリー・スポーツ・ウェスト」で解説を務めるボビー・バレンタイン氏も、試合前の番組で「彼は準備万端ですね」と注目。同局は公式ツイッターで「敵地でなかなかのショーだ」と紹介しており、日本人ファンからも「人口密度が 見てるだけなのにこっちが緊張しちゃう(笑)」との反響が寄せられていた。現代野球で投手・野手の両方で活躍する日本人の注目度はうなぎのぼりのようだ。
投打二刀流の活躍で6月の月間MVP有力候補に挙がっている大谷。7月には19日(同20日)にオールスターゲームが行われ、先発出場野手を決める第1次ファン投票のア・リーグ指名打者2位(166万4012票)で最終投票進出を決めた。今月もさらなる活躍に期待が集まる。
(THE ANSWER編集部)