エンゼルスの“危険球要員”の采配に敵投手が非難「品がない」「意図は明らかだ」
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手が出場した26日(日本時間27日)の本拠地マリナーズ戦で大乱闘が起きた。両軍入り乱れる殴り合いで計8人が退場。乱闘の発端である死球を当てたアンドリュー・ワンツは今季初先発だった。乱闘動画がネット上で拡散する中、マリナーズ投手は「意図は明らかだ」と“危険球要員”としてのワンツの先発起用を非難した。
両軍計8人が退場する大乱闘勃発
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手が出場した26日(日本時間27日)の本拠地マリナーズ戦で大乱闘が起きた。両軍入り乱れる殴り合いで計8人が退場。乱闘の発端である死球を当てたアンドリュー・ワンツは今季初先発だった。乱闘動画がネット上で拡散する中、マリナーズ投手は「意図は明らかだ」と“危険球要員”としてのワンツの先発起用を非難した。
エンゼルスはアンドリュー・ワンツを今季初先発させた。初回1死にフリオ・ロドリゲスの頭上へ投球すると、警告試合が宣告された。2回先頭のジェシー・ウィンカーへの初球が死球に。ここで殴り合いの大乱闘に発展した。中断後、退場となったワンツに代わり、先発ローテの一人、ホセ・スアレスが2番手で登板した。
大谷も参戦した乱闘動画が拡散。一方、MLB公式サイトのマリナーズ番ダニエル・クラマー記者は試合後、マリナーズ先発のマルコ・ゴンザレスのコメントをツイッターで紹介した。ゴンザレスは「品がないよね」とバッサリ斬ると、「意図は明らかだ。初球の後にブルペンに連絡するなんて、彼らが何をやっているのかわかっていたということだ」と“報復死球”に苦言を呈していたようだ。
25日(同26日)の同カードでは、エンゼルスのマイク・トラウト外野手が3-5の9回2死一塁の場面で152キロの直球を頭部付近に投げられていた。直撃は免れたものの、投手を睨むような仕草を見せるなど珍しく怒りを露わ。試合後は「内角に投げられないなら内角に投げるな。それと当てるなら肋骨に頼む。頭はやめろ」と語っていた。
米カリフォルニア州地元局「バリー・スポーツ・ウェスト」で試合中継の実況を務めるパトリック・オニール氏が、試合前に更新したツイッターによると、ワンツは「オープナー」として登板予定、スアレスが2番手で出場することが伝えられていた。
(THE ANSWER編集部)