国内ツアー「アース・モンダミンカップ」第3日

　女子ゴルフの国内ツアー「アース・モンダミンカップ」は25日、千葉・カメリアヒルズCC（6639ヤード、パー72）で第3日が行われ、9位から出た金田久美子（スタンレー電気）は4バーディー、1ボギーの69で回り、通算5アンダーで単独2位に浮上。通算7アンダーで首位のささきしょうこ（日本触媒）と2打差で迎える最終日で2011年のフジサンケイレディス以来となるツアー2勝目を目指す。12番パー4では絶妙なチップインバーディーでギャラリーを沸かせた。

　絶妙なコントロールでギャラリーを沸かせた。383ヤードの12番パー4、金田の第2打はカップまで20ヤードのグリーン手前にショート。しかし、58度のウェッジで巧みに転がし、そのままねじ込んだ。この日、4つ目のバーディーで一気にV戦線に浮上。前日に続いて強い風が吹く中で少ないチャンスをモノにした。

　日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）公式ツイッターは「アプローチが冴える　金田久美子選手がチップインバーディーでトップに2打差に迫る」と速報。ファンからも「風の対応さすが！」「キンクミ最終日最終組とか胸熱じゃん！」「ナイスバーディー」「キンクミ来てる！！！」とエールが送られていた。

　ラウンド後は「60台で回れたので、大満足です！」と笑顔だった金田。「前半で結構バーディーが来て、ショットも良かった。目標がイーブンくらいだったので、余裕を持って1日ラウンドできた。後半は結構ラフに入れたけど、うまく出せて、しのげた」と充実の表情を浮かべた。実に11年ぶりの優勝がかかる最終日に向けては「自分のゴルフに集中すること。自滅しないで、悔いのないように。ただ耐えるゴルフを集中してやりたい」と気合を入れた。