「年齢制限より大きな問題」 ロシアの元フィギュア選手が「遺憾」と指摘したルール
フィギュアスケートのシニア大会の年齢制限が15歳から17歳以上に段階的に引き上げられることについて、ロシアの元世界選手権銅メダリストが持論を展開した。2022-23年シーズンは15歳のまま、23-24年は16歳、24-25年以降は17歳となる。海外から様々な意見が上がる中、「年齢制限より大きな問題」と懸念点を指摘している。
元世界選手権銅メダリストがロシアの大会除外に持論
フィギュアスケートのシニア大会の年齢制限が15歳から17歳以上に段階的に引き上げられることについて、ロシアの元世界選手権銅メダリストが持論を展開した。2022-23年シーズンは15歳のまま、23-24年は16歳、24-25年以降は17歳となる。海外から様々な意見が上がる中、「年齢制限より大きな問題」と懸念点を指摘している。
ロシアメディア「matchtv.ru」は「国際大会の欠如は年齢制限より大きな問題だ、とポゴリラヤは考える」との見出しで記事を掲載。16年世界選手権女子シングルで銅メダルを獲得したアンナ・ポゴリラヤ氏が同メディアの取材に応じたという。記事では「ロシアのフィギュアスケーターにとっての国際大会の欠如は年齢制限の引き上げより自分を不安にさせる、と触れた」とつづられている。
若い有能なスケーターを多く抱えるロシアにとって、年齢制限引い上げがマイナスに働くという意見も多い中、ポゴリラヤ氏は持論を述べた。
「彼らが段階的にそれを行うことを決めたのは驚きです。私は、彼らが17歳に設定してそれで終わりだと思っていました。これは多くのスケーターたちにとって、とても正当性があります。しかし、年齢制限は私をそれほど強く心配させません。彼女たち(ロシアの女子選手)が滑ることの邪魔になりません」