「世界最強馬が無敗を容赦なく維持」 楽勝の8戦8勝&G1・4連勝に欧米メディアも降伏
海外メディアも騒然となる圧勝劇だった。海外競馬のG1クイーンアンステークス(芝1600メートル)が14日、英アスコット競馬場で行われ、バーイード(牡4、W.ハガス)が持ったまま楽勝。マイルG1で4連勝を飾り、無傷のデビュー8連勝とした。競馬ファンからも「フランケル以来最高の馬だ」などの声が上がっていたが、海外メディアは「世界最強馬が無敗を容赦なく維持」などと評している。
クイーンアンSを制したバーイードに専門メディアも称賛「鞭を打とうさえ考えず」
海外メディアも騒然となる圧勝劇だった。海外競馬のG1クイーンアンステークス(芝1600メートル)が14日、英アスコット競馬場で行われ、バーイード(牡4、W.ハガス)が持ったまま楽勝。マイルG1で4連勝を飾り、無傷のデビュー8連勝とした。競馬ファンからも「フランケル以来最高の馬だ」などの声が上がっていたが、海外メディアは「世界最強馬が無敗を容赦なく維持」などと評している。
驚きの1マイルだった。2番手につけたバーイードは逃げ馬の直後で脚をためた。残り600メートルを切ると、追撃態勢に入る。この直後だ。他の7頭が激しく手綱をしごき、スパートをかける中、持ったまま逃げ馬をかわして先頭に立つ。軽く仕掛けただけで突き放すと、あとはステッキを入れることなく2馬身を保って楽勝。マイルG1で4連勝を飾ったのだ。
今月10日に発表されたIFHA(国際競馬統括機関連盟)のロンジンワールドベストレースホースランキングで1位にランクされたバーイード。目下の世界現役最強馬が8戦8勝とし、5月のロッキンジステークスに続く今年2戦目も圧勝を飾った。この勝利を海外メディアはどう報じたのか。
英専門紙「レーシングポスト」は「卓越したバーイードがクイーンアンでの猛烈な勝利で無敗を維持」と報道。「余裕の走りで無敗記録を8に伸ばした」「ジム・クロウリー騎手はレースを通じて手綱を押さえ続け、鞭を打とうと考えさえしなかった」とノーステッキの圧勝を伝えた。
英紙「ガーディアン」は「世界最強馬バーイードがロイヤルアスコットで快勝」と報じ、「10年前、同じレースでのフランケルのように、バーイードは無敗記録を容赦なく守った」と報じ、2012年に勝った無敗欧州最強マイラーのフランケルに重ね合わせた。
また、米専門紙「デイリーレーシングフォーム」は「バーイードがクイーンアンで圧勝し、無敗を守る」と特集。「バーイードはこれ以上ないほどプロ競走馬の姿だった。彼は騎手にスピードアップを求められるまで、騎手が好む位置とタイミングでリラックスしていた」「ジム・クロウリー騎手は強いプレッシャーを与える必要がなく、クイーンアンを簡単な仕事に変えてしまった」と楽勝ぶりを伝えた。
(THE ANSWER編集部)