44歳日本人、テニス世界最年長ランカーの座を死守 1勝&ダブルスVの鉄人・松井俊英
44歳のテニス界現役最年長ランカーとして有名な松井俊英(AFPグループ)が、グアムで行われた国際テニス連盟の男子下部大会「M25 ハーモン」で1回戦に勝利。新型コロナウイルス感染拡大以前の2019年以来となるATPポイントを獲得し、現役最年長ランカーの座を守ったことが明らかになった。
新型コロナ感染拡大以前の2019年以来となるATPポイントを獲得
44歳のテニス界現役最年長ランカーとして有名な松井俊英(AFPグループ)が、グアムで行われた国際テニス連盟の男子下部大会「M25 ハーモン」で1回戦に勝利。新型コロナウイルス感染拡大以前の2019年以来となるATPポイントを獲得し、現役最年長ランカーの座を守ったことが明らかになった。
松井はグアムで2週連続で行われた2大会に参戦。2部目の大会の男子ダブルスで上杉海斗(江崎グリコ)とのペアで見事優勝。シングルスでは7日に行われた1回戦マシュー・スタブリング(パプアニューギニア)戦で勝利した。2回戦で敗れたものの、新型コロナウイルス感染拡大以前の2019年以来となるATPポイントを獲得したという。
「シングルスで久々に勝てて良かった。パンデミックの影響でATPポイントはプロテクトされていたのですが、これまでのポイントは8月で失効する流れでした。今回ポイントを取れなければ、“最年長”は消えていたところですが、今回ポイントを獲得できたので、最年長ランカーの座もひとまずキープ。大会主催者にも確認しましたが、現役最年長であることは間違いないとのことです」
現在ATPランク1039位の松井は帰国すると、笑顔で語った。遠征直前にふくらはぎを痛めるアクシデントに見舞われた。大会1週目のダブルスではベスト4で敗れたが、11日に行われた2部目のダブルス決勝ではナム・ジソン、ソン・ミンギュの韓国ペアを倒して見事に優勝した。
44歳での優勝という鉄人ぶりに「大会ディレクターが喜んでくれた」と振り返る松井。「回復力に多少の不安はありますが、以前よりも勝負所での集中力が上がった。経験が物を言う段階に来ています」と健在ぶりをアピールした。
今後は欧州のトーナメントを転戦予定で、テニス界の鉄人の戦いは続きそうだ。
(THE ANSWER編集部)