2位浮上の工藤遥加 原動力になった父・公康氏の金言と塾講師の弟キャディーの献身
国内女子ゴルフツアーの宮里藍サントリーレディス第2日が10日、兵庫・六甲国際GC(6527ヤード、パー72)で開催された。4位から出た工藤遥加(フリー)は4バーディー、1ボギーの69で回って通算7アンダー。首位に3打差の2位につけた。オフからは、プロ野球・福岡ソフトバンクホークス前監督の父・公康氏がコーチに就任。「完全主義より最善主義」をテーマに指導を受け、キャディーバッグは実弟の拓也氏が担ぐようになった。家族の思いも力に、29歳の工藤がツアー初優勝を目指す。首位には、通算10アンダーの藤田さいき(チェリーゴルフ)が立っている。
宮里藍サントリーレディス第2日
国内女子ゴルフツアーの宮里藍サントリーレディス第2日が10日、兵庫・六甲国際GC(6527ヤード、パー72)で開催された。4位から出た工藤遥加(フリー)は4バーディー、1ボギーの69で回って通算7アンダー。首位に3打差の2位につけた。オフからは、プロ野球・福岡ソフトバンクホークス前監督の父・公康氏がコーチに就任。「完全主義より最善主義」をテーマに指導を受け、キャディーバッグは実弟の拓也氏が担ぐようになった。家族の思いも力に、29歳の工藤がツアー初優勝を目指す。首位には、通算10アンダーの藤田さいき(チェリーゴルフ)が立っている。
工藤は会見で、父・公康氏から受けた金言を明かした。「完璧主義より最善主義」。オフから走り込み、スイング修正をしてきたが、今、最も重視しているのは、コースマネジメントだという。
「ここに入る前、父とリシャール・ミル ヨネックスレディスの映像を見ました。『他の選手たちは、こういう攻め方をいるね』と話し合って、『完璧主義でなくていい。その場でやれることをやる。最善主義でいい』と言ってくれました」
弟の拓也氏は、今季開幕戦のダイキンオーキッドレディスから工藤のキャディーを務めている。本職は英語の塾講師だが、工藤は「弟は全ての試合ではありませんが、調整して来てくれています」と明かした。
昨季までは1人でツアーを転戦していたが、拓也氏が帯同することで、さまざまなプラスもあるという。
「食事も一緒にできますし、うれしいですね。ラウンド中から『今日はどこに食べにいく?』と話したりします。父から与えられた課題を私ができているかどうかの管理も弟がしてくれています」
もう1人じゃない。工藤は「家族の力」をプラスに悲願達成を目指す。
(THE ANSWER編集部)