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青木瀬令奈は「懺悔ノート」開始からちょうど1年 「怒りを感じながら」狙うは連覇

国内女子ゴルフツアーの宮里藍サントリーレディスが9日、兵庫・六甲国際GC(6527ヤード、パー72)で開催される。8日はプロアマ大会後、昨年大会優勝者で29歳の青木瀬令奈(フリー)が会見。1年前から「懺悔ノート」をつけ続けていることを明かした。今大会の目標は、2連覇で全英女子オープンの出場権を獲得すること。日々、懺悔しながら頂点を目指す。

青木瀬令奈【写真:Getty Images】
青木瀬令奈【写真:Getty Images】

9日から宮里藍サントリーレディス

 国内女子ゴルフツアーの宮里藍サントリーレディスが9日、兵庫・六甲国際GC(6527ヤード、パー72)で開催される。8日はプロアマ大会後、昨年大会優勝者で29歳の青木瀬令奈(フリー)が会見。1年前から「懺悔ノート」をつけ続けていることを明かした。今大会の目標は、2連覇で全英女子オープンの出場権を獲得すること。日々、懺悔しながら頂点を目指す。

 ディフェンディングチャンピオンの青木が、会見で切り出した。

「ちょうど去年のこの大会から毎日、懺悔ノートをつけています。コーチから『どれくらいゴルフの練習をしたかではなく、どれだけゴルフに向き合えたかが大事』と言われ、始めました。日記に近いものですが、例えば『10バーディーを目指していたけど、(足りなかった)3つはどうすれば取れたか』を分析するために、18ホールを振り返ってみたりしています」

 今季はラウンド中も「かなり怒っています」と明かし、怒りをエネルギーにしていることを明かした。最終日に追い上げるケースが多く“まくりの青木”と言われているそうで、「すごい光栄です」と喜びつつその要因も振り返った。

「最終日に関しては『なんでこんな位置にいるんだ』という怒りから爆発的なスコアが出ているというのがありますね。悪いショットが出た時も怒りを感じながら、『どうしてそうなったか』を考えて、次の一打につなげています」

 昨年大会は、稲見萌寧との4打差を最終日に逆転してツアー2勝目を飾った。その権利で出場した全英女子オープンでは、「多くを学ぶことができた」という。今大会も2位(タイが生じた場合は、世界ランキング上位者優先)までに、全英女子オープンの出場権が与えられる。

 青木の目標はあくまで2連覇だ。「前回、ディフェンディングで出場した(18年)ヨネックスレディスでは初日の18ホール、緊張しっぱなしだったので、今回はその反省を生かしていきたいです」。理想は“まくり”を発揮せずとも初日からスコアを伸ばすこと。懺悔と怒りをエネルギーにしていく。

(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)


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