WBSSで井上と対戦浮上のネリ、試合12日前に開催中止を突如決断か

　ネリの母国メキシコに本部を置くWBCの逆鱗に触れたネリは試合12日前となる現地時間28日に開催中止を突如決断した。

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「ボクシングシーン.com」の記事では「WBCからの警告を受け取った後、ルイス“パンテラ”ネリは6月9日にティファナで予定されていた復帰戦を辞退することに決めた」と報じている。

　メキシコの地元テレビ局「アステカ7」で生中継されるはずの復帰戦を今度はドタキャンすることに。「ネリが復帰しようとしている話を受け、統括団体は強硬な警告文を出した。これでネリが6月のイベント強行について二の足を踏ませた」と記事では分析している。

　ドーピング違反、体重オーバーと数々のスキャンダルを起こしてきたネリ。ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ（WBSS）で3階級王者・井上尚弥（大橋）との激突の可能性も浮上しているが、今回のペナルティ無視で、問題児ぶりが再び浮き彫りになってしまった。